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日本国内の人手不足はこれから益々深刻化しそうですが、これは日本だけの話に限らないようです。ハワイに住んでいる日本人の方も、人材不足で優秀な人を採用するためにはかなりの賃金を支払わないとならなくなったと嘆いていました。

その対策として、最近はコンビニもセルフレジを導入したり、ファミレスでもテーブルに置いてあるタブレットで客が自分で注文するシステムにして人手不足を解消するようにしています。

お店のスタッフが対応していたのが、機械対応になるとサービスが低下したように感じるかもしれません。

確かに、高級なレストランでロボットが配膳したりタブレット注文になったら、来店者はかなりガッカリすると思います。

しかし、コンビニのセルフレジやファミレスのタブレット注文は、対面で接客されるよりむしろサービスのクオリティは高いと私は思います。

コンビニではレストランのソムリエのようにお客はスタッフと会話をしたい訳ではありません。できれば、無言で短時間のうちに買い物を済ませたいと思っているはずです。

対面のレジで買い物をすると「ポイントカードはお持ちですか?」「袋はご用意しますか?」「お支払い方法は?」と聞かれたことにリアクションしなければなりません。セルフレジなら、タッチパネルで無言でサクッと会計ができてむしろこちらの方が快適です。

ファミレスでも同じように、アルバイトのスタッフとの会話は不要です。スタッフが注文を取りにくると、あれこれ悩む時間を取れなくなりますし、注文が終わると「ご注文を確認します」「以上でよろしかったでしょうか?」と注文確認しなければなりません。

タブレット注文なら、好きな時間だけ悩んで、注文を決められます。途中で注文を変更したり取り消しするのも相手がタブレットなら遠慮する必要はありません。また注文のやり取りを間違えることも少ないですし、間違えたら自分の注文ミスなので自業自得と納得できます。

という訳で、今後コンビニやファミレスのようなお店では機械化が更に進み、その方がお客からも高いサービスだと思われるようになるはずです。

一方で高級レストランやラグジュアリー商品を取り扱うようなお店は、対面の接客能力によって顧客満足度が大きく変わってくることになります。

そんな2極化が進むようになるはずです。

不思議なのは、私が好きなセブンイレブンや吉野家がなぜ機械化を推進しないかです。

セブンイレブンは他のコンビニに比べセルフレジの導入が遅れていますし、吉野家は未だに自動販売機での食券ではなくスタッフに注文して会計スタッフが対応します。

意図的なものだとしたら、顧客ニーズの変化を把握していないのではないかと心配になります。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社ウェルス・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますがで金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。