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私が愛用しているスターバックスコーヒーのお店に行くと、時々店内でパソコンを開いてズームミーティングをしている人がいます。

スターバックスには店内でズームミーティング禁止のルールはありません。ただ隣にいると居心地が悪いので他の席に移動しました。

あるいは、先日出かけた鮨店のカウンターでは、隣の席に座った女性が大きな一眼レフカメラをカウンターにおいて写真撮影をしていました。

店主から「他のお客様が写り込まなければ撮影OK」と事前に許可は取ってはいたのでルール違反ではありませんが、隣の席が気になって落ち着かなかったのは事実です。

さらに通勤ラッシュの時間帯に大きなスーツケースを複数個持って車内に乗り込んできた旅行者がいました。他の乗客は皆ストレスを抱えているようでしたが、これもルールに違反してるわけではありません。

カフェの店内では携帯電話をかけたりズームミーティングをしたりはしない。
落ち着いて食事をするカウンターのお店では撮影許可があったとしても携帯を使ってお料理を早く食べる。
通勤時間に大きな荷物を持って電車に乗ったりしない。

これらは私が個人的に考えるマナーです。

しかし、マナーとはあくまでその人が育った環境や植え付けられた価値観によって変わってきます。だから私の決めたマナーが絶対とはもちろん思いません。

日本人の価値観も多様化し、外国人が増えるにつれ、このマナーに対する考え方がずれるようになっています。それが人間関係の摩擦を生むきっかけになることが増えています。

グレーゾーンにあるマナーに対する認識のズレからのトラブルを解決するには、ルール化するしかありません。

例えば、
カフェの店内では通話を禁止する。
カウンター席では携帯以外を使った撮影は禁止する。
通勤時間帯は車内持ち込みの荷物を制限する。
といったルールです。

明文化されず大人の対応で解決していた問題が、ルールによって解決せざるを得なくなる。何とも無粋で息苦しい社会になってしまいます。

多様性を受け入れれば受け入れるほど、自由でお互いの価値観を尊重できる気持ちの良い社会になる。そう思っていたら、現実は真逆だったということです。

多様性を受け入れる社会を成立させるためには、価値観の異なる人たちがお互いに寛容になることが前提です。

自分の価値観だけを振り回す人がいる限り多様性を聞き入れる寛容で成熟した社会は生まれません。ルールで縛られた「警察官」と「通報者」だらけの息苦しい社会になるだけです。

単一な価値観で一種の「ムラ社会」に暮らしてきた日本人は果たして多様化社会に対応できるのでしょうか?

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