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三井不動産が今春から東京の日本橋と豊洲の間に電動旅客船の運航を始めるようです。このニュースのポイントは船会社ではなく不動産会社(デベロッパー)が船を所有して運営を委託して賃貸収入を受け取るところにあります。
日本橋は三越本店もある三井家の発祥の地です。そして豊洲も工場跡地に三井不動産が開発を進め、今や江東区にも関わらず高額マンションが立ち並ぶ二子玉川のようなファミリー向けの小じゃれた街に変貌させました。
不動産会社として力を入れている2つのエリアをクルーズ船で結ぶことで利便性を高めるだけではなく、観光ニーズにも対応。それぞれの地域の不動産価値の向上を狙っているのだと思います。
東京の湾岸エリアは距離的に近くても海を越えなければならずアクセスに時間がかかる場所が少なくありません。
私が住んでいる晴海にも小型船の停泊ができる設備があるようですし、天王洲アイルや浜松町の日の出桟橋にもアクセスは可能です。これらのポイントをつなぐ運行ルートができれば船で東京湾岸を移動できるようになります。
実際、ブルーフェリーという船が晴海と日の出桟橋の間に運行されています。ただ残念なことに平日の週に3日しか営業せず、しかも運行時間が午前中だけという通勤にも観光にも使えない状態です。
運行ルートが増えていけば知名度が上がり利用者数も増えていくはずです。ただ、それだけではなく運行本数も増えなければ利便性が向上しませんから利用者は広がりません。
運行ルートと運行頻度の両方が高まってはじめて東京湾岸の交通手段として小型船が定着することになるはずです。
船の移動は真夏や真冬は気候的に厳しいかもしれませんが、季節の良い時には通勤電車には無い快適さがあります。また観光目的でも海から東京を眺められるのは魅力的です。
不動産価値の向上を目指して他の不動産会社も是非東京湾岸の船ビジネスに参入して欲しいと思います。
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