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上昇を続けてきた貴金属価格が週末に大きく下落しました。金の下落率は前日比で一時12%のマイナスと1980年以来46年ぶりの大きさです(図表は日本経済新聞電子版から)。
金は地政学リスクの高まりと米ドルに対する不信の受け皿として価格上昇が続いてきました。金が上がっているというよりもドルをはじめとする法定通貨の価値が下がり、相対的に金の価値が上昇していると考える方が正しいのかもしれません。
いずれにしても金の価格が上昇したことに伴い、上昇が出遅れているプラチナや銀にも資金が流入し貴金属全体のマーケットを押し上げました。
銀は金に比べるとマーケット規模が小さく、投機資金の流入によって需給バランスが崩れ短期間に大幅な上昇となりました。
貴金属価格急落のきっかけとなったのはトランプ大統領がFRBのパウエル議長の後任としてウォーシュ氏を指名するとSNSで投稿すると表明したこととされています。ウォーシュ氏は金融緩和に消極的とされ、今後のアメリカの利下げが進みにくいとの見方がドルの下落の歯止めになると捉えられました。
高値警戒感によって不安定になっているところに、ニュースをきっかけに大量の売り注文が出たことで、買いポジションを保有する投資家がパニック的に手仕舞う動きがスパイラル的に発生し、ロスカットを巻き込んで大幅な下落につながったと見るのが自然です。
先物市場ではシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が貴金属先物取引に必要な証拠金を引き上げたことで、価格下落に拍車がかかりました。さらにポジション手じまいの資金調達のために株式や暗号資産を売る動きも出て他の市場にも価格調整が波及しました。
貴金属価格は大きく調整したものの、金を取り巻く投資環境に変化があった訳ではありません。法定通貨に対する信任の低下から、引き続き金のニーズは弱まることはないと思います。
という訳で私は金に対して引き続きポジティブな見方ですが、金の現物を買うのはやめたほうが良いと思っています。その理由を知りたい方はこちらのセミナー&説明会に参加してみてください。
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