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日本経済新聞電子版によれば、2月8日の衆議院議員選挙では自民党の比例代表名簿の候補者数より獲得議席が多くなってしまい、他党に議席を譲るという事態になりました(図表も同紙から)。

取りこぼした14議席のうちの6議席は中道改革連合に流れ、獲得議席ゼロだったれいわ新選組が1議席を獲得してしまいました。

自民党に投票したのに中道改革連合やれいわ新選組の候補が当選してしまう。何だかおかしな話です。

自民党が十分な比例代表候補者を立てなかったのが問題といえばそれまでですが、自民党に投票したのに他党の候補者に振り分けられるこの仕組みには問題があると思います。支持した政党が追加の候補を指名して当選者として扱うといった対応の方がまだマシです。

そもそも小選挙区で当選しなかった候補者は、選挙区での有権者の支持が充分に得られなかった訳ですから、比例代表の名簿上位に記載されて復活当選で国会議員になるのは違和感があります。小選挙区と比例代表の重複立候補が可能な選挙制度には反対です。

1つの議席を争う小選挙区では安定した議席獲得が難しく、その救済策として比例代表での復活ができるようにしているのだとすれば、そもそも小選挙区制の見直しを行うべきではないでしょうか?

実は比例代表の選挙の仕組みは衆議院と参議院でも微妙にシステムが異なります。果たして、このようなそれぞれの選挙制度を正確に理解している人はどのくらいいるのでしょうか?

そして、現状の日本の選挙制度の根本的な問題は1票の格差です。有権者数の変化によって、選挙ごとの1票の価値が毎回変わっていきます。毎回恣意的な選挙区割りの調整を行うのではなく、1票の格差が2倍以上にならないような自動的な議席配分数を調整ルールを整備する方がフェアな方法です。

選挙制度の基本は公平であること、そしてわかりやすく誰でも納得感があることだと思います。

日本維新の会が提案する機械的な議員定数削減を進める前に選挙制度改革についての議論を行うべきだと思います。せっかく自民党が大勝したこの機会に選挙制度の抜本的な見直しを行ってほしいと思うのは私だけでしょうか?

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