新資産設計_カバー

「資産設計塾」シリーズの4訂版の予約がアマゾンで始まりました。10年前の2005年に初版を出してから10年。今回も新しい試みを詰め込んでいます。

2005年に最初の本を上梓した時、資産運用と言えば日本株が中心。短期売買によるデイトレードやチャートを使ったテクニカル分析が主流で、「長期分散投資」は全くの亜流でした。

ほとんどすべての出版社に企画を断られた中で、唯一出版化を強く勧めてくれたのが、自由国民社の編集担当の長岡さんです。自身も資産運用を行い、分散投資の重要性を認識していたこともあり、この本の理念に賛同していただきました。それまでの日本の個人投資家には浸透していなかった、「アセットアロケーションを使った長期分散投資」という新しい投資手法を広げることに貢献できたと自負しています。

その後、実践編、外貨編といったシリーズも出し、10年間で13万部を超えるロングセラーにすることができました。

今回の改訂版の一番の特徴は、金融資産だけではなく実物資産と金融資産のハイブリッドな投資方法についても詳細に解説していることです。海外不動産だけではなく、レバレッジをかけた国内不動産の投資についても取り上げました。今までの書籍は、未経験者から金融資産1000万円くらいまでを対象していました。今回は未経験者から、資産金額1億円の人まで、幅広く活用できる内容にしています。

逆に、個人投資家にとって不要と思われる商品については、思い切って削り、実践的な見地から本当に役に立つ情報だけを濃縮してお届けできるように工夫しています。

目次はこんな感じになる予定です(3章と5章だけは、節の見出しまで入れてみました)。

<目次>
はじめに
プロローグ
1章 資産設計を始める前の7つのマインドセット
2章 金融資産運用の7つのセオリー
3章 個人投資家が活用すべき10の金融商品
 投資信託 含む外貨MMF
 ETF
 海外ETF 
 日本株式
 円建て債券
 外貨建て債券
 外国為替証拠金取引(FX)
 REIT
 オルタナティブ投資
 コモディティ
4章 金融商品を使ったアセットアロケーション6つのプロセス
5章 [資産設計塾 実物資産編] 実物資産を使った資産設計
 実物資産の金融資産との違い
 国内不動産と海外不動産の違い
 不動産投資のプロセス
 海外不動産
 国内不動産
 ワイン投資
 金(貴金属)の現物取引
 実物資産を組み入れた運用金額別ポートフォリオ
6章 [資産設計塾 応用編] 資産設計のフロンティアを広げる
おわりに

立派な目次は完成していますが、内容に関しては、今年に入ってからコツコツと進めている段階です(汗)。いよいよ今月下旬から追い込みに入ります。

10年後に読んでも、色褪せない資産運用方法を提唱し、読んで実践した読者の方に感謝していただけるような書籍にしたいといつも思っています。常に手元に置いて、資産運用に関する疑問が出てきたら読み直す。辞書のように使うこともできる本です。

真っ当な資産運用で、長期の資産形成をしたいという個人投資家の方のご予約をお待ちしています。

<参考図書>
「内藤忍の資産設計塾【第4版】 (豊かな人生に必要なお金を手に入れる方法) 」

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