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丸の内朝大学マネーコミュニケーションクラス2014年夏学期が、はじまりました。今回も50名の受講生と一緒にお金について学びます。

マネークラスは、丸の内朝大学が初めてという方が毎回多く、「朝大デビューのマネークラス」というのが定着しているのですが、今回も半分近くの方が初めての参加。一方で、春学期のマネークラスから連続受講という「マネークラスフリーク」な方も10名近くいて、ユニークなメンバー構成になっています。初回は早速10名ずつのグループを作って、自己紹介から始まりました。まだ少し緊張気味ですが、これから毎回ドンドン楽しくなっていきます。

初回の授業は、ゲストの千葉智之さんをお迎えしました。リクルートで仕事をしながら、本の執筆や大学での講義をマルチに展開する、ユニークなキャリアを持った方です。千葉さんからは、人とのコミュニケーションの広げ方について、話を聞きました。

「7000人の名刺を持つ人脈作りの達人」というのが千葉さんのキャッチフレーズですが、これは出版社が作ったもので、ご本人は「人脈」という言葉はあまり好きではないようです。

コミュニケーションを広げている上でのキーワードは「まず動くこと」と「第一想起」です。

幹事としてパーティを主催すれば、毎回300人の有名人が集まってくる。そんな幅広い交友関係を持っている千葉さんですが、最初からそんな人だった訳ではありません。小さな会をコツコツと始めて、少しずつ人が集まるようになり、現在のような大きなイベントに人が押し寄せるようになったのです。

人間関係を広げたいという人に対し、千葉さんは何でも良いから始めてみることを提案しています。友人数人でも良いから集めてみる。そして、自分が幹事になることが大切だと言います。幹事になることで1対1ではなく1対Nの人間関係が構築できるからです。後は、場数を積み重ねていけば、このNが勝手に増えていくことになります。頭でっかちに理屈ばかりこねている前に、まず行動。今日からできることをやってみる。起業家にも通じるようなマインドセットです。

そして、もう1つのキーワードは「第一想起」です。これは、マーケティングの専門用語ですが、例えば「バッグで有名なブランドは?」と聞かれた時に、ルイヴィトンとかエルメスといった、最初に頭に浮かんでくるもののことです。自分が、何らかの分野で「第一想起」されるようになれば、周りから声をかけられる存在になれます。逆に、何の特徴も無い人になってしまうと、「第一想起」されなくなってしまい、影の薄い存在になってしまいます。そうならない工夫が必要なのです。

個性的なキャラクターや特別な才能や能力を持っている人は、それだけで印象に残る人になります。しかし、そんな人に誰でもなれる訳ではありません。「第一想起」される人は、面白い名刺を持っていたり、ユニークな服装や髪型、メガネだったり、キャッチフレーズを持っていたり、人と違うことを工夫している場合が多いのです。何かイベントをやろうとした時「あの人を呼んでみよう」と想起される存在になるには、頭の片隅に覚えてもらえるような「キャラ」が必要ということです。

来週もスペシャルゲストを迎えて、講義は続きます。この講座を通じて、1人でも多くの受講生のこれからの人生を変えることが、私のミッションです。

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