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丸の内朝大学マネークラス2014夏は、毎回それぞれの業界のスペシャリストにゲストとしてお越しいただき、お金の稼ぎ方、増やし方、使い方について語っていただく形式になっています。昨日のゲストは元アイドルで「100戦無敗の不動産投資家」こと沢田富美子さんでした。

沢田さんは現在、銀座をはじめとする東京の中心部に複数の商業用不動産を保有。不動産投資家として大成功している方ですが、スタートは19歳の時に購入した、池上のワンルームマンションだと言います。ローンを組んで小さな部屋に投資を開始し、そこから売買をしていくことで、資産を膨らませていくことに成功したのです。

そして、ワンルームを売却し、2000年に麻布十番の土地を購入しようとした時は、知り合いの不動産の専門家にこぞって反対されたそうです。

「商業地は個人が手を出すと失敗する」
「2003年になると大型ビルが大量供給され地価は下落する」
「麻布十番はメジャーな場所にならない」
・・・

しかし、最終的に自分でアクションを起こすことを決断し、投資に踏み切りました。この物件の購入をきっかけに、沢田さんの投資なさらに大きな成功を収めたのです。他の人たちの言うことを鵜呑みにしていたら、きっと違った人生を歩んでいたことでしょう。

1990年以降の日本国内のバブル崩壊で、不動産業界は大きな打撃を受けていました。都心の不動産価格も下げ基調が続き、もう戻らないと誰もが思い始めていたのです。しかし、沢田さんは東京の都心部の不動産と郊外の不動産の価格差が小さすぎるがおかしいと考え、それを行動に移したのです。

このような「脱・横並び」の発想を持ち、それを実行に移す勇気が、とてつもない成果を生み出すのです。

アップルコンピュータもフェイスブックも、ある意味「脱・横並び」のパワーが爆発して今までに無かったまったく新しいものが生まれたと言えます。コンピュータの専門企業だったら、やらなかったような発想で創造したからこそ、世の中を変えるイノベーションが実現したのです。

過去の情報を集め、知識を蓄積し、何をすべきか考えることも重要ですが、そのような積み上げアプローチでは、みんなと同じ発想になってしまい、大切なものを見失ってしまうことがあります。

沢田さんからは、これから投資すべき東京の具体的エリアについて、「お宝情報」も教えてもらいました。受講生が果たして「脱・横並び」の発想を持ち、それを行動する勇気に結び付けられるのか?見守っていきたいと思います。

<お知らせ>
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