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ベトナムのホーチミンにやってきました。滞在はわずか一日ですが、歴史と文化のある街を楽しんでいます。

ベトナムで気になったのは、通貨「ドン(VND)」です。空港で1万円を両替すると、約200万ドンになりました。つまり、1円=200ドン換算になります。50万ドン紙幣を4枚受け取ったので、随分リッチになった気分ですが、これが2500円です(笑)。

この妙に数字が大きな通貨は、金額をイメージしにくく、慣れるまで何回も計算しないと間違えてしまいます。

数字のインパクトの割に、あまり価値が無いのが何とも言えません。カフェでコーヒーを注文すると、5万ドンから7万ドンくらい。日本円では250~350円程度になります。ドンがなぜこんな数字の大きな通貨になったのかは、歴史的な経緯があるようです。

それはともかく、もし円がドンと等価になったら・・・と想像してみました。そこまで円が下落する可能性はほとんどないでしょうが、円の価値が下がれば、交換比率は1対1に近づいていくのは事実です。

コーヒー一杯が5万円になれば、所得もすぐに200倍にはならないかもしれませんが、インフレで賃金は上昇します。しかし、今保有している資産は、1000万円持っていたとしても、1000万円のままです。1000万円でコーヒーが200杯しか飲めなくなるのです。貨幣価値が下落すると、現金・預金の価値は(額面は変わらなくても)実質的に下落していくからです。

これは極端な例ですが、インフレになって通貨の価値が下落すると、程度の差はあれ、似たようなことが起こるのです。確かなことはインフレになると、預貯金だけでは自分の資産は守れないということです。

1000万円の預金は、もし物価が2倍になっても、1000万円のままです。では、1000万円のワンルームマンションはどうなるでしょうか?立地の良い物件であれば、インフレになれば、家賃も上昇しますから、それに伴って物件価格も上昇します。株式も同じです。企業収益が、額面で2倍になれば、株価も理論的には2倍になりますから、インフレにある程度は対応できるのです。

このように考えると、インフレになった時の預貯金のリスクが見えてきます。

日本でもこれからインフレが起こるかはわかりません。しかし大切なことは、起こるか起こらないかの予想ではなく、もし起こったとしても困らないように対策を考えておくことです。

以前、東京の都心にある投資用中古マンションについて、日本財託の私の担当者A氏の話を書きましたが、最近また問い合わせが増えてきました。なぜ不動産なのか、なぜ都心なのかについては、ここでは繰り返しませんが、ご興味ある方はこちらのフォームからお問い合わせください。すでに、60名以上の方から問い合わせを頂き、20名以上の方が将来のリスク回避に向けて、行動を開始しています。