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ホーチミンを出て、ハノイ経由でラオスのビエンチャンに到着しました。首都とは思えないのどかさに気持ちがリラックスします。 空港からホテルまでは、タクシーで7ドル。途中の沿道もまばらに低層の商店があるくらいで、軽井沢にでも来たかのような感覚です。 ホテルにチェックインしてから、ラオスでボランティア活動をしている阿部貴弘さんと合流。阿部さんは、ラオス北部の街でスポーツの指導者として活躍している方です。わざわざビエンチャンまで会いに来てくださり、街の中心部を案内してもらいました。 夜に連れて行ってもらった、ラオス風焼き肉(写真)。真ん中がジンギスカン鍋のように盛り上がっていてそこに肉を置いて炭火で焼きます。周りにはスープ用の深い溝があって、野菜を煮込みながら一緒に食べます。上から流れ落ちてくる肉のうま味がスープと一体化。最後は、このスープにご飯と卵を入れて雑炊にして食べました。何とも病み付きになる味。日本でも流行りそうです。地元の高級店でしたが、ビールを飲んで、お腹一杯食べて、1人1000円くらいでした。 ここ数年で急速に発展したビエンチャン。地元の人の話では、地価が急激に上昇して、バブルではないかとの危惧も聞かれるようですが、街の雰囲気を見る限り、まだバブルには程遠い状態です。 中心部の商店街はほとんどが、地元の人向けの飲食店。観光客を相手にしたお店は、同じ首都のプノンペンなどと比べると圧倒的に少ないのです。街中を走っているトゥクトゥクと呼ばれる三輪のバイクもまばらで、英語もあまり通じません。 今まで行った新興国の中では最も経済的には遅れている国に見えるラオスですが、日本をはじめ中国や韓国の資本も入って来ており、今後カンボジアと同じ道を歩む可能性が高いと想像します。 唯一の問題は、社会主義であること。ネットで調べてみると、「マルクス・レーニン主義を掲げるラオス人民革命党による社会主義国型の一党独裁制(一党制)が敷かれている」とされています。将来的には、変化していく可能性もありますが、外国人は土地の所有(正確には国からの長期のリース契約)も原則認められておらず、日本の個人投資家の投資対象としては、まだハードルがたくさんあります。 しかし「未成熟」であるからこそ、そこには「無限の可能性」が眠っているように見えます。バングラデシュでも感じたことですが、他の国とのギャップが大きければ、その「歪み」の修正過程に大きなチャンスがあるのです。 今日も、ビエンチャンの地元の方にお会いして、ラオスの投資の可能性について情報収集と意見交換をする予定です。 毎週金曜日配信の無料メルマガ、資産デザイン研究所メールでも、新しい情報を提供していきます。