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パリの2日目です。観光するというより、街の中を何となく歩いて、雰囲気を楽しんでいます。

宿泊しているマレ地区というのは、東京で言えば、代官山のような、ちょっと尖がった新しいお店が集まっているエリアです。道を歩いていて偶然見つけたのが「GYOZA BAR」というお店。面白そうなので入ってみました。

メニューはワインと餃子がメイン。それに枝豆ともやしのナムルのようなものしかありません。餃子をつまみにワインを飲む。そんな感覚のバーです。

これがフランス人に受けているらしく、お客さんがひっきりなしに入ってきます。カップルが多いのを見ると、お洒落なデートスポットのような位置づけなのでしょう。

餃子は日本人の口から言わせれば「まあ普通」。しかし、これが白ワインと合わせると、意外に合うのです。

マレ地区だけではなく、パリ中のあちらこちらに日本食のお店が乱立しています。「GYOZA BAR」は日本人の経営のようでしたが、寿司レストランなどは日本人がやっているとは思えないようなネーミングのお店が大半です。

文化とは融合しながら新しいものが生まれていくプロセスですからパリの日本食ブームから、新しい和の味が生まれるかもしれません。その一方で、日本の繊細な和食とは異なる、ネオ和食で日本食が持っている本来の美味しさが、ちゃんと伝わっているのか、心配になってきました。