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年初にようやく「究極のワイン投資」が校了したところですが、4月の刊行に向けて「内藤忍の資産設計塾【第4版】」(仮)の制作を開始しました。

「資産設計塾シリーズ」は2005年に1冊目を出版して以来、写真のように改訂を重ね、10年間で12万部を超えるロングセラーになりました。アセットアロケーションを前面に打ち出し、具体的な資産運用の方法まで提案した日本で最初の投資本です。

私にとっても、この本は最初に書いた作品で、これをきっかけに新しい仕事のフロンティアが一気に広がった、とても思い入れのある書籍です。

データや新しい金融商品を反映し、改訂しながら、10年経っても続けられるのは、長期分散投資という資産運用の方法に普遍性があるからだと思っています。資産運用の方法にはトレンドがあります。2005年に最初の作品を出す頃は、日本株のテクニカル分析の本が全盛でしたが、今や見る影もありません。数年前にはFXのトレード本がブームになりましたが、最近その数はめっきり減っています。そして、またアベノミクスによる日本株ブームで、日本株の個別銘柄の投資本が売れているようですが、数年後にどうなっているかは、明らかです。

資産運用とは短期でお金を増やすのが目的ではなく、長期に渡って出来るだけ安定して資産を守り、増やし、最終的に自分の人生の目標を達成するための手段としてベストな方法を選択していくものだと思っています。デイトレードで短期で2倍とか、3か月で5割上がる株といった投資には、あまり興味がありません。出来る限りリスクを分散し、毎日心安らかに過ごせるようにしていくことの方がずっと重要だからです。

今回制作している「内藤忍の資産設計塾【第4版】」(仮)は、2014年末でのデータにすべて更新し、新しい投資対象を加えて、全面的に書き直しを行います。といっても、10年続けてきた基本スタンスは変わりません。

「投資は、それ自体が目的ではなく、人生の夢を実現するための手段」
「投資は、正しい方法を勉強し、実践しないと成功しない」
「リスクを取らない人には、リターンを求める資格はない」

ちなみに現在発売中の「内藤忍の資産設計塾【第3版】—-あなたとお金を結び人生の目標をかなえる法」は、在庫が極めて少なくなっていて、間もなくアマゾンでも品切れになる可能性があるとのことです。今すぐ、長期分散投資を実践したい方は、早めに購入することをおススメします。

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