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「飲めて殖やせる 究極のワイン投資」が、遂に刷り上がりました。

写真は、今週開催されたワインセミナーで、一般販売前に一足早くご案内した時のもの。装丁もこだわって、内容もギュッと凝縮したものになっています。

ワイン投資は、金(ゴールド)や原油といったコモディティと同じ位置付けですが、投資対象としての特徴は随分異なります。キーワードは「需要」「供給」そして「熟成」です。

コモディティの価格は需給で決まります。需要が大きくなれば価格は上昇、供給が大きくなれば価格は下落。その反対も然りです。

ワインの需要は新興国の富裕層の台頭によって特にアジアで高まっています。一方で、フランスの高級ワインの生産量は増えることはなく、消費されることによって現存本数は減っていきます。金や原油のように新しい鉱山や油田が見つかったりすることは無いのです。需要に関しても、原油の代替としてシエールガスが登場したような事態が無ければ、ワインの人気は変わることはありません。需給で言うと、他のコモディティよりもしっかりしていると思います。

そしてワインの他のコモディティに無いもう1つの特徴は熟成です。ボルドー、ブルゴーニュの赤ワインは20年、30年といった熟成期間があり、時間と共に希少性も相まって、市場価値が上昇する傾向があります。時間と共に劣化するものは珍しくありませんが、熟成によって価値が上がるものは限られています。

また、現物ワインの投資は、売却するという方法だけでなく、「自分で飲む」という出口戦略があります。本書の170ページに私が投資しているワインのリストを掲載していますが、どれも値上がりしなければ飲んでも良いと思える銘柄ばかりです。もしかしたら値上りしたとしても、飲んでしまうかもしれません。

まさに「飲めて殖やせる」のがワイン投資の醍醐味なのです。

来週には、書店にも並ぶと思います。お手に取ってご覧いただければ(さらに言えば、お買い上げいただければ!)とてもうれしいです。

2月には「Shinoby`s Bar 銀座」で出版パーティを開催しようと思っています。美味しいワインとお食事も付いた、定員17名のこじんまりとした会の予定です。資産デザイン研究所メールでご案内いたします。

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