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ビジネス誌プレジデントの最新号にワイン投資に関しての記事を掲載しております。「世界で需要拡大のワイン投資、正しい方法は?」というタイトルです。

ワイン投資に関しては、2月に「究極のワイン投資」という書籍を出版していますが、その本を1ページにまとめてもらったような記事になっています。

ワインの投資対象としての魅力は、需要の拡大、限定された供給、そして長期の熟成の3つです。

贅沢嗜好品としてのワインの需要は経済成長と共に新興国の富裕層に広がっており、今後も高級ワインには底堅い需要が続くと考えられます。

また、ボルドーやブルゴーニュの高級ワインにはビンテージと呼ばれる生産年があり、年間の生産量に限界があることから、供給が一気に増えることはありません。むしろ消費されることで希少性が高まっていくのです。

さらに、品質の高い赤ワインは、時間と共に熟成して価値が向上します。通常のコモディティは農産物のように時間と共に品質が劣化したり、金や原油のように品質が変わらないものですが、ワインは別格なのです。

ワイン投資の方法には、現物を購入するのと、ワインファンドという金融商品の2つがあります。

ワインを現物で購入する場合、誰から買うかが重要になります。私が投資に使っているのは、BB&R(ベリー・ブラザーズ・アンド・ラッド)という世界最古のワイン商です。イギリスの会社で、バッキンガム宮殿のワインの管理も担当しており、スピリッツ全般を取り扱っています。

こちらの会社で投資用にワインを購入すると、イギリスのワインセラーに保管してもらえます(保管料がかかります)。購入したワインには、転売するのと、自分で飲むという2つの出口戦略があります。転売する場合は、そのセラーの中で所有者が変わるだけになります。自分で飲む場合は、取り寄せて自宅まで宅配してもらえます。

ワイン投資は資産全体の10%以内くらいに抑えて、ポートフォリオ全体の一部に組み入れると良いと思います。特にワイン好きな人には、おススメの投資対象です。

世界的には、ワインに投資するというのは、まだマイナーです。欧米ではポピュラーな投資と言われますが、株式や投資信託といったものからすれば、小さなマーケットなのです。しかし、マイナーということは、そこに皆が気が付かない投資チャンスが眠っている可能性があるということです。

特にブルゴーニュの希少な造り手のワインには、これから大きな可能性があると思っています。

ワイン投資で注意が必要なのは、飲むワインと投資するワインは、必ずしも一致しないということです。

資産デザイン研究所では、毎月「Shinoby`s Bar 銀座」でワインセミナーを開催しています。実際にワインを飲みながら、投資するワインと飲むワインの違いや、投資に必要な知識を専門家を招いて提供しています。お店では高すぎてなかなか飲めない貴重なワインをリーズナブルに楽しむこともできます。美味しいワインを少しずつという方にはとても良い機会です。

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