昨日のランチタイム、「SHINOBY`S BAR 銀座」に、サポートメンバーと店長、シニアアドバイザーが集まりました(写真)。お店が開店してから2か月、メンバー間の交流をし、店舗運営の改善点を話し合い、新メニュの試食をするのが目的です。
サポートメンバーとは、昨年このブログで募集した時に集まってくれた人たちです。現在15名のメンバーです。仕事をしながらの方もいるので、忙しい時には来られなかったり、それぞれの事情に合わせてサポートをお願いしています。
このサポートメンバーと銀座で仕事をしているうちに、これはポスト資本主義のライフスタイルではないかと思うようになりました。資本主義が資本家と労働者の契約に基づく「金銭的価値の交換」だとすれば、ポスト資本主義のライフスタイルとは「非金銭的価値のシェア」です。
賃金を支払って、その対価として労働をするのが資本主義。そこには雇う者と雇われる者の2者に対立があります。労働組合が出来たのは、その対立が原因です。
サポートメンバーには、労働の対価としてお金が払われる訳ではありませんから、アルバイトのような副業には当たりません。仕事をするという点では同じでも、その動機付けが大きく異なるのです。
SHINOBY`S BAR 銀座ではサポートメンバーとの間に契約もなければ、義務もありません。メンバーの中には、フェードアウトしていく人がいるかもしれませんが、無理に引き止めようとは思いません。価値をシェアして、本当に一緒にやりたい人と、良い関係を続けていきたいと思います。
サポートメンバーの中には、飲食関係の専門知識を持っている人や、農業をやっている人もいます。また、国内外の不動産運用をしている人もいます。資本主義的な人間関係では得られないユニークなやる気のあるメンバーとのネットワークが構築されています。
また、来店したお客様や、セミナーのゲスト講師との交流が広がって、新しい価値が生まれたり、予想もしなかった展開が実現しています。
果たして、このような新しいライフスタイルが、継続的に成り立つものなのか?現時点では、壮大な実験というしかなく、確信はありません。ただ言えることは、既に一緒にいる仲間としてとても気持ちの良い空間をシエアすることができていることです。そして、お互いのシェアによって、もっと大きな流れが生まれるのではないかという期待があります。
「SHINOBY`S BAR」は銀座の小さな店だけの価値ではありません。新しいアイディアを共有し、同じリスクを共有できるメンバーと次のステージに向けて成長していきたいと思います。
なお、サポートメンバーは閉鎖的なグループではなく、いつも外に対して開かれています。ご興味ある方は、来店の時に店長(蒲池・高橋)に勇気を出して聞いてみてください。
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