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昨日、資産デザイン研究所の銀座オフィスにある個室(写真)で、「パーソナルコンサルティング 特別編」を4組のお客様を対象に実施しました。一般社団法人相続サポート協会と株式会社資産デザイン研究所による、相続と資産運用にフォーカスした、恐らく日本で初めての特別なパーソナルコンサルティングです。

相続の手続きは年々煩雑になっており、対策を考える人と考えない人ではその納税額に大きな差が出るようになっています。一方で、相続税のことばかり考えていると、税金は軽減されたものの相続対策によって、資産の価値を減らしてしまい、結局何のために対策したのか意味が無くなってしまうというケースも出てきています。

例えば、相続税対策で不動産を購入したものの、物件の価値が下がってしまい、相続税軽減分以上の評価損になってしまったというような実例です。税理士だけの視点で対策を行うと、税金が軽減できてもトータルの経済的なメリットがマイナスになってしまうこともあるのです。

重要なのが、相続税のコントロールをしながら、資産運用に関しても中長期的な視点から検討をすることです。

そこで、私自身も個人の確定申告、株式会社資産デザイン研究所をはじめとするいくつかの会社で税務をお願いしているタクシア会計事務所の木村税理士とコンビを組んで、2つの側面からのパーソナルコンサルティングを実施しました。

相談にいらした方の相談内容は個人情報ですから、もちろんここには書けませんが、それぞれの事情によって相続対策そして資産運用の方法はカスタマイズする必要があることを実感しました。

相続税対策には養子縁組、生命保険、不動産の購入、建物建設、借入、法人設立、生前贈与、税法の特例の活用、遺言書、など無数の手法を上手に組み合わせていくことが必須です。

その対策がまとまった時点で、今度は資産運用を考えていきます。保有している資産の内容を精査し、金融資産・実物資産それぞれを使ったベストな組み合わせ方を決めていくことも重要なのです(個別の金融商品の推奨・勧誘などの投資助言行為は行いません)。

初回のミーティングが終わり、相談者の方からの評価も極めて高く、大きな手ごたえを感じています。実際にコンサルティングを実施して、税務と資産運用は同時に検討していくことで、大きな「シナジー効果」があることを実感しました。

今後、日本では相続を考えなければならないという人の数はどんどん増えていくと思います。そして、何も手を打たないのではなく積極的に相続税対策を考える人の数も増えていくはずです。今回は4組限定で実施しましたが、ニーズがあればまた開催しようと思っています。ご興味ある方はこちらからご連絡いただければ、ご案内をいたします。

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