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2日目となったこの街は、朝から雨。バル巡りはお休みにして、ランチにミシュラン3つ星のレストランに出かけることにしました。現地に入ってからメールで予約したら、運よく空いていたのです。その代り予約時間は14:45。ランチなのかディナーなのか良く分からない時間ですw。

街の郊外の住宅地にポツンとあるお店。ホテルからタクシーで20ユーロほどかかる、それなりの距離にありました。小さな街のタクシーでしか行けないような辺鄙なレストランに世界中から予約をして、観光客が集まってくる。何とも凄い光景です。

料理はせっかくですから、テイスティングコースを選んでみました。4種類の前菜と、8種類のメイン、それに2種類のデザートという14皿の構成です。これが205ユーロ(約28,000円)ですから、安くはありませんが、良心的な価格であることがわかります。

写真はキンカンと天ぷらで構成される前菜でしたが、メニュに「tempura」と記載されているように明らかに日本料理の影響を受けています。これ以外の料理も日本文化の影響を感じさせるものが多数ありました。

全体の味付けは薄味でさっぱりとしており、重厚なフレンチとは対極のような味わいです。一皿の量は小さく、12皿でも意外にあっさりと食べられてしまいました。他の3つ星は残念ながら予約が取れなかったので行けませんが、ここだけでもスペインの食の実力は十分に理解することができます。

デザートまで食べ終わって会計をするともう夕方の6時。他のお客さんは誰もいなくなっていました。さすがにこの日は夕食を食べる気にはなれず、時差ボケもあって、深夜まで爆睡。何とも贅沢な休日です。

バルの立飲みも良いですが、やはり現地の代表的なレストランを味わってみると、その地域の食のレベルが良くわかります。

次回は、東京で事前にしっかり予約してから来たいと思いました。

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