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10月4日は投資の日ということで、昨年に続き今年も日本証券業協会と各証券取引所が開催するイベントに参加してきました。昨年は外国人3人を相手のモデレーターで大変だったのですが、今年はパネラーということでリラックスしてお話できました。

アナウンサーの渡辺真理さん、投資家の片山晃さん、タレントの杉村太蔵さん、そして私というメンバー(写真)です。ちなみに、ゆるキャラの「とうしくん」は、写真には写っていますが、パネルディスカッションには参加していません(念のためw)。

片山さんと杉村さんは、「投資=日本株」という投資スタイル。その中でも片山さんは経営理念や経営者の能力に着目して、ストーリーを重視する長期投資を指向していました。杉村さんは自称「国策投資家」。安倍政権の政策を分析しながら注目業種を選び投資をして、年8%のリターンを狙うということでした。

一方の私はと言えば、日本株は昨年末に大半を売却してしまい、ETFやインデックスファンドを中心に積立で資産の積み上げを続けている状態。資産の半分以上は外貨資産で、国内の円資産も借入をして購入している不動産が大半となっています。外貨資産と実物資産に大きく偏った資産配分になっているのです。注目業種や日経平均の予想といった話題も出ましたが、あまり考えたことが無いというのが正直なところです。

このように投資といっても、その手法は様々で、どのやり方が正解という「唯一の答え」は存在しないのです。だからこそ、書店には大量の投資関連書籍が売られている訳ですが、どの方法でやったらよいか悩んでいる方も多いように見えました。

私のアドバイスは「普遍性」「実績」「再現性」のある方法を選ぶということです。

普遍性とは10年後20年後にも通用する手法ということです。例えば「アベノミクス投資法」というのは恐らく数年後には通用しない投資法です。

実績とは、提唱している人自身も実際に投資して結果が出ているということです。人には薦めるけど自分はやらないというのでは説得力がありません。

そして、再現性とは誰でも同じやり方で実践できるということです。例えば米国の著名投資家のウォーレンバフェットは株式の極端な集中投資で素晴らしい結果を出していますが、誰にも再現できる手法ではありません。実際、ウォーレンバフェット自身も、個人投資家にはインデックス運用を薦めています。

投資の方法はともかく、高齢化が進み、リタイアしてお金に働いてもらわなければならない人が増える日本においては、今後益々資産運用の重要性が高まっていくのは確実です。日曜日の午後にも関わらず大手町まで足を運んでいただいた来場者の皆さまを見ながら、資産運用の啓蒙活動の重要性を再確認することができました。

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