首都圏の一棟もの不動産を探しています。以前物件を紹介してもらった日本不動産投資アドバイザリーの未公開物件だけではなく、新聞のチラシやネット上の広告物件まで幅広く情報を集めています。
その際のエリアの絞り込みに使っているのが、こちらの書籍です。
類似の本はたくさんありますが、日経グループが編集したというデータに対する信頼感と、図表や地図のビジュアルがわかりやすいのが気に入っています。
首都東京は、成熟した都市という側面もありますが、一方で再開発が急速に進んでいるエリアがいくつかあります。本書では下記の10のエリアの開発計画を詳しく分析しています。
大手町・日本橋
銀座・有楽町
虎ノ門・六本木
品川
晴海・豊洲
有明・辰巳
渋谷
新宿・神宮外苑
池袋
横浜
東京の不動産価格はニューヨーク、ロンドン、香港、シンガポールといった世界の類似都市と比べると割安と言えます。これは、為替レートによって変わるものではなく、物件価格と賃貸利回りの関係からの比較です。それが、2020年の東京オリンピックに向けて是正されてくる可能性は低くないと考えています。ただし、東京の中心部であっても地域格差が広がるのではないかというのが私の予想です。
その際、どこを選ぶかのヒントがこの本に詰まっているのです。
本書の開発予想を見ながら自分が投資する物件の所在地を確認し、今後の再開発によって恩恵があるかどうかを冷静に判断していく。逆に言えば、この開発計画地域から大きく外れた地域は、再開発による恩恵はあまり無いことになります。
上記の10地域の中でも、投資対象として注意しなければならない地域もあります。私が、10の地域の中で注目しているのは、4つだけ。残りの6つは土地勘も無く、自分とは縁の無い地域なので最初から投資対象エリアから除外しています。
逆にこの中に入っていない場所でも、開発計画が無くても街の変化が予想される地域は、投資対象にしています。
不動産市場には多くの「歪み」が存在します。金融資産を使った運用や海外不動産投資も引き続き続けていますが、国内の不動産についても、マイナス金利による借入のメリットを使って、良い物件を探していきたいと思っています。3月19日の「第三回 世界の資産運用フェア」(お申込み1000名を超えて、間もなく締切ます)でも、パネルディスカッションで国内不動産について、このテーマを取り上げる予定です。
<参考図書>
東京大改造マップ2020 日経BPムック
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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。