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今週末は東京ではお花見のピーク。フェイスブックの投稿を見ても、花見の様子を伝える写真が溢れています。

私も近所にある桜並木を少しだけ歩いてみましたが、見物客で大混雑。近くのレストランも大行列で、普段予約しないで入れるお店も10組待ちといった状態で閉口しました。

旬のものを楽しむというのは、日本人のライフスタイルに定着しています。全員が同じ場所に集中するので、混雑したり、予約が取れなかったり、サービスが悪くなったりと良いことばかりではありません。だからタイミングをずらすことが大切。

例えば、土日に行列ができる人気店や有名店は、平日の午前中に行くと、別世界のように空いています。お休みが取れないという人もいるでしょうが、たまには平日のお休みを取って、出かけてみると余りの違いにビックリすると思います。

また、クリスマス、バレンタインデー、ホワイトデー、土用の丑の日、大みそかといった、イベントの前になると、混雑するスポットがあります。フレンチレストランなら、12月26日から年末までの間は比較的空いていますし、その時期になるとお蕎麦屋さんは年越しそばを食べる人で混雑します。チョコレート屋さんの売上のほとんどは、クリスマスとバレンタインデーに集中すると聞いたことがあります。イベント需要というのは、盛り上がる気持ちもよくわかりますが、それだけ混雑するということでもあるのです。

先週は、セミナーの合間にうなぎを食べました(写真)。資産デザイン研究所メールの「グルメ設計塾」でご紹介した銀座の名店です。うなぎは夏に食べるものというのが常識のようですが、天然ものは秋から冬にかけてが旬の季節ですし、養殖ものは季節に関係なく年中味わいはほとんど変わらないそうです。

夏は大行列、冬でも週末はランチの時間帯には人気のお店ですが、3時過ぎに行ってみるとお店はガラガラ。待ち時間なしで、美味しいうなぎをゆっくりと味わうことができました。

お花見も早朝に散歩に出かけてみると、見物客もほとんどおらず、ゆっくり楽しむことができます。季節感を楽しみたい気持ちは良くわかりますが、ちょっとタイミングを工夫するだけで、スムースで快適なライフスタイルを実現できるのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。