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大前研一氏は、自分を変える3つの方法として、時間配分を変えること、住む場所を変えること、そして付き合う人を変えることを提案しています。

付き合う人を変えるという話に関しては「友達とは季節に咲く花」という言葉を以前教えてもらいました。「楢山節考」などを著した作家の深沢七郎氏の言葉のようです。

幼稚園のときの友達、小学校のときの友達、そして中学、高校、大学の友達。それぞれの時期に付き合う人が変わっていくのは、春には春の花が咲き、夏には夏の花が咲くのと同じだというのです。

30年、40年と付き合いを重ねる友人がいる一方で、正に季節の花のように人生の節目にお付き合いする相手が変わっていくことがあります。自分が変化、成長すれば自分の周りにいる人が変わっていくのは自然なことかもしれません。

これは、友人関係に留まらず、広く人間関係一般に言えることのように思います。

では、いつまでも変わらない関係と、時間と共に変わっていく関係の違いはどこにあるのでしょうか。

私は「相手に見返りを求めないこと」だと感じています。

相手に対して「これをしてくれない」「自分はこんなにしているのに」といった感情は誰でも持つことがあります。これは仕事に限らずプライベートでも当てはまります。しかし、このような見返りを期待している人間関係は、その見返りが得られないと分かったとき消えていってしまいます。

一方で、そんな気持ちを余り持たず、一緒にいるだけでいい、話しているだけでウマが合う、何だか楽しいといった関係であれば、時間の経過とは関係なく続いていくと思うのです。

「人間関係とは季節に咲く花」というのは半分は本当で、半分は事実ではない。そう思います。

だから、季節に関係なく、ずっとずっと大切にしたい人間関係もある。なのに、それが消えていくのは寂しく、辛いものです。

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