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不動産投資が、金融商品と大きく異なる点の1つは、自分で「調理する」ことによって収益性を向上させることです。

例えば、私が保有している中野区にある物件は、通常の賃貸であれば20万円前後の家賃ですが、簡易宿所の免許を取り、宿泊施設として運営しています。その結果、毎月のコスト差し引き後の収益は50~60万円になり、利回りで3倍近くまで向上しました。

あるいは、現在港区で内装工事を行っているパーティースペース物件も、通常賃貸は25万円前後の物件です。こちらも、時間貸しにすることで、毎月の売り上げ100万円超え、コスト差し引き後でも、通常賃貸の2倍の収益を目標にしています。

このような新しい不動産活用の方法は、改装コストなどがかかります。また、通常賃貸よりは収益のブレが大きく、リスクは大きくなります。しかし、同じ投資をしても、その後の知恵と工夫によって収益が変わってくる。これは金融商品にはない、不動産にしかない魅力だと思います。

簡易宿所にせよ、スペース貸しにせよ、それぞれに専門の運営会社に外部委託することで、手間はかかりません。さらに、最近はファミリーマートに鍵の受け渡しができるキーボックスが設置されることも増え、このような新しい不動産賃貸ビジネスを後押ししています。

ただし、内装工事のデザインや施工技術、そして完成後の運営に関しては、信頼できる会社を見つけることが大切です。このような情報は「インナーサークル」でしか得られないのです。

金融商品は、インサイダー取引をに気をつけなければなりません。一方の不動産は、インナーサークルに入ることが重要なのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。