181217QUEEN

イギリスの伝説的バンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーを描いた映画「ボヘミアン・ラプソディー」を観てきました。

前評判が極めて高く、クイーンはカラオケで歌うくらい馴染みのあるグループだったので期待して出かけました。結果、想像を遥かに超える感動があり、最初は鳥肌が立ち、後半は涙が止まらない。映画とコンサートに一度に出かけたような、あっという間の2時間15分でした。

フレディは、移民の子供として生まれ、自分の容姿や人種にコンプレックスを持っていたと言われています。そこから、圧倒的な表現力によってクイーンというバンドを世界的な人気グループに成長させていく。大きな成功で自信を持つ一方で、ゲイであることによる孤独感が彼を追い込んでいきます。他のメンバーが、結婚して家族を持っていたのに、自分は結局いつも一人・・・、

この映画では「家族」ということばが頻繁に出てきます。家族は血がつながっているのが普通ですが、クイーンは血はつながっていない。でも、メンバーは家族なんだと感じました。

音楽の方向性の食い違いから、大げんかして別れてしまったメンバーが、また一緒になってライブエイドの出演に向けて結束していく。家族とは、どんなにひどい関係になっても、元に戻ることができるから家族なのです。そう考えると、血が繋がっていなくても「喧嘩別れをしても、最後は一緒にいるのが家族」なのではないか。そんなことを思ったりしました。

そして、子供の頃から分かり合うことができなかった厳格な父親とライブエイドコンサートの直前に心を通じ合うことができ、本当の家族からも受け入れられたフレディは、親友やパートナーたちも含め、みんなで「家族」になったのだと感じました。

一般的な家族のような妻がいて子供がいる。そんな家族だけが本当の家族ではない。逆に形式的には家族でも、実態は崩壊している家族もたくさんあります。

コンサート会場のような高揚感と同時に、フレディの心の動きに魂を揺さぶられ、上映終了後は虚脱感でいっぱいでした。

今回は、応援上映のScreenXと呼ばれる3面の上映で見ることができました。応援上映とは、コンサート会場のように観客が拍手したり手を振ったりコンサートのように応援できるルールになっている上映です。そして3面のワイドスクリーンはライブ会場に吸い込まれるような臨場感。東京ではお台場しかこの上映方式はありませんが、足を運んで観る価値は充分あります。

2回目をまた観にいきたい。そんな気持ちにさせるとっても深く、感動的な映画でした。

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