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コロナショックで大きな苦境に陥っているのが飲食店です。夜の営業自粛要請により、稼ぎ時の売り上げは激減。ゴールデンウィーク明けまで休業を続ける店舗も増えています。

経済的なダメージも大きな問題ですが、それと共に飲食店経営者を悩ませているのは、そもそも「営業すべきか、営業はやめるべきか」という難しい選択です。

感染拡大を防止するためには、人との接触を8割減らすことが必要と「専門家」からの指摘があります。営業を続けることは、感染拡大を助長することになります。

また、マスクや衛生管理の徹底をしても、来店客に感染が広がったり、従業員が感染するリスクはゼロにはなりません。

万が一そのような事態になれば、風評被害による大きなダメージも懸念されます。

しかし、だったら休業すれば良いという単純な問題ではありません。

休業すれば、売り上げはゼロになってしまいます。

テイクアウトやデリバリーに活路を見出そうとする動きもあります。しかし、飲食店とは本来、お店で特別な時間を過ごしてもらうために存在するもの。それに業態転換が簡単にできるお店ばかりではありません。私の経営するSHINOBY’S BAR 銀座もテイクアウトやデリバリーは、今のところ諦めています。

休業して、資金が枯渇すれば、お店は潰れます。自分の仕事だけではなく、従業員の雇用も失われます。それでも自粛して休業するのが良いのか。それとも、感染リスクを取って営業を続けるべきなのか。

飲食店の経営者は、2つの選択の中で揺れていると思います。

営業を続けるお店を批判する「正義感の強い人」もいるようですが、何が正しいかについて、答えを出すのは簡単ではないと思います。

自動車の運転をすべきかどうかを考えてみれば、同じような選択の問題であることがわかると思います。交通事故で、昨年3千人以上の人が亡くなっています。その多くは自動車を運転していたことが原因です。それでも加害者になるリスクを取って、車の運転を続ける人がいます。

人命は尊いから営業すべきではないという主張もありますが、経済的貧困により人命が失われることもあります。それは、リーマンショックなど、過去の景気後退の時にも繰り返されていることです。

コロナ問題で心がいつもモヤモヤしているのは、感染が広がっていることへの不安や心配もあります。それと同時に、自分の行動として何が正しいのか。その整理ができないことにも原因があると感じています。

写真のように、好きなお店に出かけて、お店の人たちと安心して楽しい時間が過ごせるのは、いつになるのでしょうか。

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