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私は「好きなことを仕事にする」という考え方に賛成です。そもそも仕事はつまらないより、楽しい方が毎日を豊かにしてくれます。それに、好きなことは飽きないので、夢中でやっているうちに、競争相手に対して、負けないだけの経験と情報を手に入れることができるからです。

しかし、「好きなことを仕事にする」を実践しているにも関わらず、思ったように仕事が回っていない人もいます。

それには、理由があるのです。

1つは、自分の好きなことを同じように好きな人が他にもたくさんいて、競争相手が多すぎる場合です。

好きなことがメジャーで旬なものであると、自分以上にそのことに関して、知識や情報を持っている人が現れてきます。そうすると、自分の存在価値が薄れてしまい、仕事として成り立たなくなるのです。

その場合やるべきことは、更に自分の好きな専門領域を追加して「掛け算で絞り込む」ことです。もう1つの要素を追加することで、ニッチなエリアを作り出し、自分だけしかできないことを探していく必要があります。

いつも例に出すのは「芸能人×高学歴」という掛け算です。競争の激しい芸能界ですから、好きでやっていても売れない人が大半です。しかし、もし高学歴なら、希少性が出てきます。競争相手が圧倒的に少ないので、テレビのクイズ番組には、いつも決まった高学歴芸能人が出演しているのです。

自分のやりたいことに、何を掛け合わせれば、更に希少性を高められるかを常に考え、必要なものを自分に追加する。そんな戦略を立てることが必要です

もう1つは、自分の好きなことと、マーケットが一致していない場合です。

例えば、コンビニを路面店ではなく、2階や3階に出店しても面倒臭がってお客さんは来店しません。逆に、隠れ家バーと言いながら大通りの路面の一等地に出店しても、お店のコンセプトと立地がズレています。自分の好きなことが、どこにニーズがあるかを見て、マーケットをフォーカスすることが必要です。

せっかく価値があるものでも、マーケットがズレるとニーズをうまく取り込めないのです。

うまくいかないのは「好きなことを仕事にする」のが、悪いからではなく、やり方に工夫が必要だからということです。確かに簡単では無いかもしれませんが、嫌なことを続けるより、苦労しても好きなことを仕事にした方が、充実した人生を味わうことができると思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。