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資産運用の世界で、私がいつも申し上げている事は「手段を目標化してはいけない」ということです。

資産運用の目標は、自分に必要なお金を手に入れることです。そのためには、まず自分の人生のミッションとビジョンを設定すること。そして、それを実現するために必要なお金を考えるという手順になります。

目標となる資産を手に入れるための手段が資産運用です。

ところが、資産を増やすという手段がいつの間にか目標化してしまう人が多いのです。必要のない資産を手に入れようと、とにかく闇雲にお金を増やすことに邁進してしまう。

これと同じことが、新型コロナウィルス対策にも見られるのではないでしょうか。

新型コロナウィルス対策の目標は、感染による死者を減らすこと。そして、重症者数を減らすことにより、医療施設への負荷を低下させることです。

そのための手段の1つが、ソーシャルディスタンスや換気などを徹底し、新規感染者数を減らすことです。

ところが、新規感染者数を減らすという手段がいつしか目標化してしまい、毎日発表される新規感染者数の増減に、一喜一憂するようになっています。

そもそもの目標である、新型コロナウィルスで亡くなった人を抑え、そして重症者が医療施設を逼迫しないようにコントロールすることが、いつしか忘れられているのではないでしょうか。

新規感染者数が増えるのは、検査数が増えれば当たり前のことです。PCR検査の陽性であっても、無症状だったり、感染していない人がかなり含まれているとも聞きます。

新規感染者数を発表して恐怖心を煽るのではなく、新型コロナウイルスの感染に関する目標を明確に、それが今どのような状態なのかを多くの人に知らしめる。そして、経済のダメージと、感染防止策のあり方を総合的に判断するのが、行政の役割ではないかと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。