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日本経済新聞によれば、西武鉄道が終電の終着駅の到着時刻を20~30分繰り上げる検討をしており、来年春にもダイヤを改正する予定と報じています。既にJR東日本も終電繰り上げを表明しており、各社に波及していくことが予想できます。

終電繰り上げの背景にあるのは、言うまでも無く乗客数の減少です。在宅勤務の広がりによって鉄道利用者が減っているだけではなく、自粛ムードによって夜の外出をする人が減って、深夜の鉄道利用者が激減しているのです。

終電時間の繰り上げは、深夜の鉄道のメンテナンス作業の時間を長くすることができるメリットもあるようです。

コロナショックによる働き方の変化によって都心ではオフィス需要が減退し、郊外に移り住む人が増えると言われています。ところが、郊外に移り住む人が増えても、鉄道などのインフラは利用者が増えなければ、運行本数が減っていくことになり、利便性は下がってしまいます。

鉄道の利便性が低下すると、郊外に住む不便さが、これまで以上に高まっていくことになります。それによって、郊外に住むことを敬遠する人が増えれば、再び住民の減少が始まる可能性もあると思います。

在宅勤務の拡大による公共交通の運行頻度の引き下げは、都心に住むことの相対的な利便性を更に高めるかもしれません。

確かにファミリー層は、子供の教育環境を考えて郊外に転居という選択肢を検討する人が多いと思います。しかし、在宅ワークが広がれば広がるほど、郊外は「陸の孤島」になって、それに耐えられない人たちの都心回帰の要因になります。

コロナウイルスが人口動態をどのように変えていくのかを予想するのは、簡単ではありません。公共交通の運行スケジュールの変化が、どのように影響するかは、これから注意深く観察する必要があると思います。

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