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昨日、シニアソムリエの大渕さんに久しぶりにお会いしました。以前経営していたイタリアンレストランを閉店。昨年のコロナウィルス感染拡大の最中に新たにカウンターを中心とするお店をオープンさせました(写真は掲載記事より引用)。

新しいお店は、あえて席数を減らし、住所や電話番号を非公開にし、紹介をされた人だけをお客さんにするスタイルです。

以前から何度も書いていますが、これからの飲食店経営の新しい形の1つは、このような特定の人たちを対象とするコミュニティ型の営業です。

しかし、このようなスタイルが飲食店として成功するためには、いくつかの条件があると思います。

1つは店主の魅力です。コミュニティの中心メンバーに人を集められる魅力がなければ、コミュニティは成立しません。お店のスタッフとお客という関係を超えて、信頼と尊敬し合える人間関係の成立が必要です。

ここには、大渕さんのワインとお料理に対する深い知識と経験、そしてストーリーを熱く語るキャラクターに惹かれた人たちが集まってきます。

2つ目は、圧倒的な価値の提供です。どうしてもそのお店に行ってみたいと思える価値を毎回メンバーに感じてもらわなければ、リピートしてもらう事はできません。

「価値>価格」を圧倒的なレベルで提供し続ける。それが来店頻度を高め、コミュニティーメンバーの活性化を続けるのです。

こちらのお店の場合、素晴らしい内装、セラーに並ぶ古酒ワインの品揃え、そしてお料理と接客。全てが高いレベルで統一されています。

そして3つ目は、コミュニティーのメンバー構成です。マナーをわきまえない人や、場の雰囲気を乱すような人が紛れ込んでくると、嫌気がさしたメンバーが離れていきます。

このお店が紹介制と言う形式をとっているのは、店側がメンバーをコントロールすることで、常に来店者の快適な環境を提供し続けたいと考えているからだと思いました。決して、偉そうに排他的なお店にするのが目的ではないのです。

このコミュニティ化の流れは、飲食店だけではなく、様々な業界で広がっていくと考えています。私が主宰する個人投資家のインナーサークルコミュニティ「資産設計実践会」(説明会の紹介はこちらから)。

コロナ禍で飲食業界に大逆風が吹く中で、あえて新たなリスクを取って自らの理想に向けて走り始めた大渕さん。大きなチャレンジの先に、きっと素晴らしい世界が待っているはずです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。