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日本経済新聞ネット版によれは、アマゾン・ドット・コムがメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)を買収するようです(図表も同紙から)。

MGMは1924年創業の老舗映画会社で、「007」シリーズ、「ロッキー」「ターミネーター」などの人気コンテンツを手がけています。

アマゾンが提供する動画サービス「アマゾンプライム」でこれらのコンテンツを提供することで、会員獲得を加速させるのが狙いです。さらに、豊富な資金力を使って、続編や新シリーズを制作する可能性も高いと見られます。

一方、日本ではサイバーエージェントが豊富な音楽コンテンツを持つエイベックスに追加出資し、約12%の株式を保有する筆頭株主になることがわかりました。

2つのニュースに共通するのは、ネット上でコンテンツを提供するプラットフォーム会社が、自社コンテンツの充実を目的に優良コンテンツを保有する会社を、資本の力で取り込んでいく流れです。

特に、アメリカのアマゾンやネットフリックスは、コンテンツ投資額が年間1兆円を超える巨大な資金力を持っています。

彼らが次に狙うコンテンツ会社は、地上波のテレビ局ではないでしょうか。かつて最強のプラットフォーム兼コンテンツ制作会社だった地上波テレビ局は、オンデマンド配信の波に乗り遅れ、動画配信サイトに取って代わられ、衰退しています。

コンテンツを持つテレビ局が、動画配信会社に飲み込まれる日は、想像以上に早くやってくる気がしています。

新聞とテレビという20世紀の2大メディア。既にカウントダウンが始まっている新聞に続いて、テレビもその役割を終える日が近づいています。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。