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56歳のイギリスのボリスジョンソン首相が、33歳の女性と3回目の結婚をしたそうです。一国の現役首相と比較するのはおこがましい話であるのは良く分かっていますが、私(57歳)とほとんど年齢が同じで、「バツ2」の男性のハッピーなニュースに、思わず自分自身を重ね合わせてしまいました。

といっても私は、ジョンソン首相のように結婚をするつもりは、少なくとも今の時点ではありません。

しかし、結婚できるのにしないのと、結婚したいのに出来ないのでは、大きな違いがあると思っています。

というのは、今週、新聞広告でたまたま見つけた「57歳で婚活したらすごかった」という本を読んで、自分の置かれている環境に愕然としたからです。

この本は、執筆当時57歳だった出版系フリーランスの男性が、結婚をしようと活動した実体験を書籍化したものです。50代後半の独身男性の婚活市場における「マーケットバリュー」は、極めて低いという現実が赤裸々に描かれていました。

40代の女性にLINEのやり取りで「クソ老人」と罵られたり、婚活で知り合った女性に大恋愛の末に女性から振られてしまったりと、哀愁が漂う活動の成果が何ともやるせない気分にさせられます。

自分では、40代と50代はそんなに変わらないと思っていますが、少なくとも婚活マーケットはそのようになっていません。特に、50代の半ばからの市場価値の急激な下落という現実。結婚願望があるわけではないので、とりあえず冷静にスルーすることができましたが、リアルな現実にゾッとしました。

アンケート調査によれば、女性が結婚相手に求めるものは
1.性格 95.0%
2.経済力 67.2%
3.恋愛感情 53.6%
4.健康 52.4%
5.趣味 42.6%

だそうです。年齢は第9位でそれほど高くはありませんが、これはそもそも50代以上は婚活マーケットでは「想定外」の年齢だから、考慮する必要がないからではないでしょうか。

上位に入っている性格、恋愛感情、健康といったものは、相手に求めるのは当たり前ですし、趣味は合わなければ最初から対象外です。となると、残る条件は「経済力」になります。

ぶっちゃけ、57歳男性のマーケットバリューは「経済力が9割」といったところでしょうか?

コロナ禍で婚活市場もマッチングアプリなどが主流になって、ネット上のデータが重要になっているそうです。そうなればなるほど、高年齢といったスペックの不利な人間はふるいにかけられ、コンタクトするチャンスさえ得ることができなくなるでしょう。

何だか味気ない世の中になったと思ってしまうのは、単なる57歳のひがみでしょうか?

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。