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予約がなかなか取れない有名なレストランにお誘いいただく機会が増えました。スケジュールが空いていれば、極力参加するようにしているから、「代打要員」として重宝されているからだと思います。

確かに、この手のお店は高級店だけあって内装も上質。接客も素晴らしく、豪華な食材をふんだんに使ったお料理は、唸ることが多いのは事実です。

その代わり、支払いもそれなりの金額を覚悟しなければなりません。

そんな高級店で食事をした翌日に、吉野家の牛丼を食べる機会がありました。アタマの大盛りに半熟卵を付けても500円前後のワンコインです。高級レストランとは対照的にお店は雑然としていますし、接客が洗練されているとは、お世辞にも言えません。

しかし、500円というコストからは考えられないくらいの、完成度の高さ。食べ終わった後の満足度もとても高く、これこそ外食では世界最高のコストパフォーマンスだと思いました。

前日に食べた、イタリアンは吉野家の牛丼の100倍以上の支払いでした。こちらも「価値>価格」の満足度がありましたが、吉野家の牛丼の100倍美味しいかと聞かれれば、答えに窮してしまいます。

これは、ワインのような嗜好品でも同じです。

個人的な感想ですが、ワインもある程度の金額を超えてくると、価格と味わいが比例しなくなると感じています。

5万円のワインは、5000円のワインの10倍くらい美味しいと感じることはあっても、50万円のワインが5万円のワインの10倍美味しいと思ったことは、残念ながら一度もありません。

もしかしたら100万円以上の超高級ワインなら、値段相応に深い味わいになるのかもしれませんが、その世界には入ったことが無いのでわかりません^^。

価格が上昇していくと、それに伴って得られる「限界効用」が逓減していく。

これは、収入についても同様で、一定の金額を超えると、収入アップに伴う経済的満足度も逓減していきます。だから、必要以上のお金を手に入れても、幸福度が必ずしも高まるとは限らないのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。