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狩猟講座の2日目となりました。

日本国内では、狩猟には免許が必要です。所管するのは環境省で、このように免許は4つの種類に分かれており、網猟、わな猟、銃猟(1種、2種)があります。

この日は、わな猟についての講義と実技が行われました。わなを仕掛けて猪や鹿、さらにはアナグマやハクビシンといった獲物を捕まえる方法には、いくつかのやり方があります。

くくりワナという脚にワイヤーをかけて生捕りにするやり方と、箱ワナ・囲いワナと呼ばれる檻のような、大がかりな設備に誘き寄せて捕獲するやり方が一般的です。

大規模な捕獲でなければ、くくりワナをけもの道に仕掛けるのが一般的です。また害獣駆除なら、荒らされる畑にワナを仕掛けることもあるようです。

講座では実際に山に入り、くくりワナを設置する実技も行いました。仕掛ける場所を間違えなければ、設置自体は素人でもそれほど難しくありません。

ただし、生きたままワナにかかった動物をどのように仕留めるか。そこにはかなり高いスキルが必要になってきます。やり方を間違えると、大きな事故につながります。

今回の講座に参加し、狩猟免許を取って実際にやってみたいと思っていました。しかし、狩猟をしている方に話を聞いたところ、東京に住んでいる私のような人が、都道府県で実施している狩猟試験に合格したとしても、実際に狩猟をするのは極めてハードルが高いようです。

例えば、有害捕獲と言われる野生動物被害の駆除のための狩猟は、市町村からその地域の猟友会に委託され、猟友会から指名された猟師が担当するようです。害獣被害に関係のないエリアに免許を持っている人が、指名される可能性はありません。

また通常11月15日から2月15日までの猟期に指定された猟区で行われる狩猟も、それぞれのエリアの猟友会が仕切っているようです。

つまり免許を持っていても、猟友会に所属しなければ、そのエリアで活動する事はほぼ不可能だと言うことです。

では猟友会に所属するためにはどうしたら良いのでしょうか?

その方法は、曖昧なものらしく、今回の講座でもクリアには教えてもらえませんでした。どうやら極めて日本的でウェットな人間関係が必要なようです。

狩猟免許をとっても、半分以上の人が実際に活動することなく終わってしまうそうです。その理由の1つが、狩猟を始めるまでの実務的なプロセスの不透明さにあるように感じました。

狩猟免許を取っても、実際に活動することは、東京から移住でもしない限り難しいのかもしれません。

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