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みずほ銀行のシステムトラブルが続いています(写真は日本経済新聞電子版より)。

今年に入ってから昨日で6回目と報じられています。頻発するトラブルの回数を見ると、偶発的なエラーというより、システムの根本的な構造や、その運営体制に何か致命的な問題があると考える方が自然です。その場しのぎの対処療法をしていると、近いうちに再びシステムトラブルが発生するのではないかと心配になってきます。

日本のメガバンクと言えば、みずほ以外には、三井住友と三菱UFJがあります。

システムトラブルの問題以前に、今やこれらのメガバンクに口座を保有しても、預金者としてのメリットはほとんどありません。

ネットバンキングの使い勝手も良くありませんし、通帳記帳も面倒です。振込手続きに時間がかかることも多く、利便性に優れているとは言えません。

決済や振り込みであれば、ネット銀行の方がスピーディーで送金手数料も安くなったりします。そのような銀行を利用して、ネット取引するのが便利だと思います。

預金口座で重視すべきなのは、システムの安定とコストです。割高なコストでトラブルばかり起こしている銀行の口座には、存在価値はなくなりつつあります。

自分の銀行預金が自由に使えない状況は、考えてみると、かなり恐ろしい状況です。

私は、みずほ銀行には口座を持っていませんが、もし持っていたら、口座を他の銀行に移管する手続きをしているはずです。平時でもトラブルが発生する金融機関を使っていて、有事になったらどうなるかを考えると怖くなってしまうからです。

今後、みずほ銀行の預金者が大量に離反するようになれば、抜本的な問題解決に乗り出す強い圧力になるはずです。しかし、増築を繰り返して迷路のようになった老舗の温泉旅館にも例えられる複雑なシステムを立て直すのは、容易ではないと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。