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人の感情と言うのはデリケートで、とても難しいものです。

相手の立場を慮って伝えているつもりの言葉が、逆に相手を怒らせてしまったりイライラさせたりする。そんな「地雷」を踏んでしまうリスクが日常に潜んでいます。

先日、友人と話していた時に何気なく「これからは男性も家事や子育てを手伝うのが当たり前の時代だよね」と話しました。

こちらとしては男性も家事や育児に積極的に関与すべきと伝えるつもりだったのですが、友人からは「「手伝う」という言葉が自分事で無いように聞こえて、女性はイラっとする。「手伝う」のではなく、同じ立場で共同でやっていくという視点が必要」と指摘されました。

男女平等というつもりで発言したのですが、そうは伝わらず、逆効果だったようです。

私の世代(昭和バブル世代)は、男は仕事、女は家事という古い固定観念が生まれながらに染み付いています。男尊女卑のような価値観など、とうに持っていないと自分自身では思っていても、新しい価値観をなかなか心のそこから受け入れることができない。

今回のように、ふと発した言葉の端々に、そのような古い価値観が顔を出してしまうのです。

本件に限らず、ある人にとっては当たり前の価値観であっても、別の人には想像もできない感覚と言うのは珍しくありません。価値観が大きく変わる時期には、育った環境の違いが大きくなり、世代による考え方の違いも大きくなります。

相手の価値観を理解しながら、その心に寄り添った配慮をしていく事は、簡単なようでなかなかできないことです。

ユーチューバーのような著名人が炎上騒ぎを起こし、バッシングされているのも、もしかしたら本人は無意識のうちに地雷を踏んでいるだけなのかもしれません。

私も、周りにいる人たちとの日常の会話だけではなく、講演やセミナーで話をする機会も少なくありません。また、このブログやメールマガジン、書籍など、たくさんのコンテンツを配信しています。

もしかしたら、気がつかないうちに今回のような「地雷」をたくさん踏んでいるのかもしれない。

そう考えると、何だか少し怖くなってきました。

※写真は地雷ではなく白ナスです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。