■【購読者5万人!】毎週金曜日17時に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。
———-

日々の暮らしで、思い通りにならないことや、憤りを感じる出来事が起こる。これは誰にでもあることです。

問題は、そのようなストレスに対して、自分がどのように対応できるかです。

同じことが起こっても「許す力」によって許せる範囲を広げることができれば、心を乱されることなく、人生を豊かにできるのではないか。年齢を重ねそう感じるようになりました。

生来、我が強くわがままな性格なので、特に若い頃は、些細なことを許すことができず、すべてにおいて自分の思う通りにならないと気が済まないことが多かったような気がします。今振り返れば、それはただ単に自分の器が小さかっただけのことです。

一般に、完璧主義を求める人ほど、周りの小さな間違えや気に入らないことを大きく捉え、それを修正しないと気が済まない傾向になりがちです。

しかし、そんな器の小さいままの人は、いつまで経っても不満と怒りだらけで、心の安らぎや充足感を得ることができず、感謝する気持ちも起こらないでしょう。

「許す力」と高めるには、どうしたら良いのでしょうか。

年齢が高くなると、人生経験が豊富になって、物事を多面的に見られるようになることから、許す力は高まるはずです。でも現実を見ると、コンビニのレジのスタッフの些細なミスを怒鳴りつけるような50代の「イタいオッサン」もいたりするのです。歳を重ねれば良いというほど、単純なものではありません。

私は、ロールモデルを見つけることが、自分に「許す力」の大切さを知る機会になると思っています。

かつて、仕事をしていた会社で、担当者の操作ミスで顧客のメールアドレスが外部に漏洩したことがありました。会社の屋台骨を揺るがす大事件でしたが、責任者は事故を起こした担当者を怒鳴りつけたりすることなく、冷静に事態の収束にエネルギーを集中させていました。

本当の心の中がどうなっていたのかはわかりませんが、その冷静沈着ぶりに感銘を受けました。そして、自分も同じシチュエーションで同じように対応できる人になりたいと思ったのを覚えています。

「許す力」によって、怒りの範囲を少しでも小さくできれば、その分だけ人生は豊かになります。

人間ですから、全てを許せるような全能の存在にはなれません。だから、完璧ではない自分に対しても苛立つ必要はありません。そんな不完全な自分さえも、ただ許して受け入れれば良いのです。

■ 「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計30万部を超えた「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。

※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。