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週末に開催した資産設計実践会の月例会に、ゲストとしてアーティストのMAGO(長坂真護)さんが来てくれました(写真)。

今回のために特別に準備してくれた投影用資料を使って、現在の活動について熱く語ってくれました。

MAGOさんは、2017年にガーナのスラム街アグボクブロシーを訪れたのをきっかけに、不法投棄された廃棄物を使った作品の制作・販売を開始しました。

アグボクブロシーは「世界最大の電子廃棄物の墓場」という別名を持つ、不法投棄された電子ゴミが溢れる場所です。

焼却されるゴミから出る有毒ガスで、多くの人が若くして命を落としています。でもゴミを燃やして、金属を取り出して現金化するしか生きていく選択肢がないのです。

MAGOさんは、先進国から運び込まれた家電製品などのゴミを使ってアート作品を生み出し、それを販売し、収益をスラム街で暮らす人々に還元しています。ガスマスクを配り、無料で通える学校を作り、彼らの中からもアーティストが生まれています。

アートがガーナの電子ゴミを減らし、ガーナの社会問題を世界に知らせしめ、収益が地元の子供たちのライフスタイルを改善していく。

これを「サステイナブル・キャピタリズム」と名付けています。

MAGOさんのアート作品が評価され、売れることによって、ガーナの問題解決に近づいていく。アートが問題解決のツールになり、それが資本主義のメカニズムの中で、持続する仕組みになっている。

先進国の富裕層が、自分たちがガーナに捨てたゴミで作られた作品を争うように購入するのは、何とも皮肉な光景です。

今までのアーティストとは大きく異なる、MAGOさんのアートの資本主義社会へのアプローチは、今までに無かった壮大な実験とも言えます。

既に、今年の秋にはフジテレビがスポンサーになって、上野の森美術館での個展も決まっています。これから、幅広い人たちに知られるようになって、更に注目されていくはずです。

イギリスの著名なアーティスト集団バンクシーは、アートを通じてメッセージを発することで、世の中にさまざまな問題提起をしています。

MAGOさんは、問題提起から更に一歩踏み込んで、問題解決を自分の作品を通じてリアルに続けています。

評論家と実践家では、問題に対するコミットメントは随分と異なります。

MAGOさんの提唱する「サステイナブル・キャピタリズム」が、これからどこまで広がって、世の中を変えていくのか。

今までもこれからも想定外の困難が待ち受けていると思いますが、MAGOさんの活動に注目しながら、作品購入によって応援していきたいと思います。

資産設計実践会では、お金を増やすための情報提供だけではなく、資産運用を通じて社会に貢献できる方法も150名の受講生と一緒に模索しています。

3月からはセミナー&説明会も開始します。お金の不安を解消したい方、新しい投資について情報収集したい方は、参加してみてください。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。