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ウォーレン・バフェット氏が、2020年から日本の5大商社株式に投資をしていることが話題になっています。

本日の日本経済新聞では、商社の収益拡大と株価の上昇をバフェット氏の投資と共に大きく報じています。

しかし、同じ日本経済新聞の2020年11月の記事では、バフェット氏率いるバークシャーハサウェイの投資実績の低迷について記事がありました。運用成績がインデックスに比べ見劣りしているという内容です(図表も同紙から)。

これは短期の運用成績なので、データとしての価値はあまりありません。

長期の運用実績に関しては、以前のブログで、2020年当時のデータを紹介しました。それによると、20年という超長期ではバフェット氏の卓越した運用成績が光りますが、直近10年ではインデックスに見劣りしていたことがわかります。

また、最近では、ポートフォリオに占めるアップルの比率が高くなっており、運用成果が「アップル次第」になってきています。

バフェット氏が株式投資によって大きな成功を収めてきた事は間違いありません。しかし、インデックス(市場平均)に勝ち続けられるかどうかに関しては、よくわからないというのが事実だと思います。

少なくとも言えること。それは、彼ほどの分析力や判断力のない人は、株式投資をインデックスで行うべきということです。

日本の商社株に対する注目が高まっていますが、バフェット氏は、純粋な投資だけではなく、事業提携などを模索しているようです。この点からも、バフェット氏と同じことをすることは簡単ではありません。

個人投資家は、ウォーレン・バフェット氏のマネはしない方が良い。これが私の結論です。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社ウェルス・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。