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昨日の夕方、銀座の高級腕時計ロレックスの専門店に強盗が入り、1億円相当の時計が盗まれる事件が発生しました(写真はニュースサイトから引用)。

SNS上には、犯行現場の周辺にいた人が撮影したと思われる携帯動画がアップされています。白い仮面をかぶった犯行グループがショーケースのガラスを割って時計を奪い、車で逃げていく様子は、まるで映画のワンシーンのような状況でした。

また、かなり乱暴に店内を荒らしているにも様子でしたが、通りを歩いている人たちが誰も騒ぎもしない。日本人の平和ボケの象徴のような風景でした。

治安が良いとされてきた日本でも今後このような事件が頻発することが予想されます。セキュリティー問題がよりクローズアップされるものと思われます。

以前はこの手の犯罪は現金強奪が当たり前だったのが、キャッシュレス社会になって、現金を狙った犯罪は難しくなりました。それに伴い、高級腕時計のようなモノが狙われます。

高級腕時計はコンパクトで高価格ですから持ち運びしやすい資産です。また、世界各地で資産価値が認められており、換金可能です(シリアル番号がありますから盗品の交換は簡単ではありませんが・・・)。また将来の価値が劣化しにくい点も評価されています。

今回の事件が示しているのは「ロレックスの貨幣化」ではないかと思います。ロレックスというブランドが、法定通貨と同様の色褪せない価値を持っていることが示されたのです。

私はアンティークロレックスを資産として集めていますが、トレーディングカードやアンティークコインなどの実物資産も、ロレックスと良く似ています。これらの資産も法定通貨に代替するポテンシャルを持っています。

インフレによってドル、ユーロ、円といった法定通貨の価値が低下すればするほど、これらの実物資産の価値が相対的に高く評価されることになります。

法定通貨よりも実物資産の方が資産としての信頼が高くなっていく。

今回の事件は単なる強盗事件というだけではなく、法定通貨の「終わりのはじまり」を暗示する出来事と捉えています。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社ウェルス・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。