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日本経済新聞の記事によれば、50代から60代で再婚を希望する男女が増えているそうです(図表も同紙から)。

独りで暮らすのは心もとないと感じる人が増えているのが理由の1つではないかと、結婚相談所のスタッフのコメントが掲載されています。

確かに、グラフを見るとこの10年で再婚者に占める50代以上の比率は高まっています。しかし、これは高齢者の人口比率が高まっている要因もあり、シニアだけが再婚を求めているとは限りません。

再婚して生活を共にすれば、精神的な安心感を得られる人もいるかもしれません。

しかし、シングルライフに慣れてしまった私のような人間には、再び誰かと一緒に毎日の生活を共にすることは、安らぎよりもストレスの方が大きくなってしまうのではないかと勝手に危惧します。

たまに一緒になれば、楽しい時間を過ごすことができても、それが日常化すると何かが変わってしまう気がするのです。

また、再婚となると経済的な現実も考える必要ができます。

記事の中では、年金、貯蓄、収入、借金、保険、住まいなど、再婚前に確認すべき様々な確認事項が列挙されています。

年齢を重ねるにつれて、それぞれの経済状況は大きく異なり、複雑な人間関係を引きずる人も出てきます。

それらの要因をお互いに冷静に検討し、条件が合致するから結婚を選ぶという感覚も、私にはよく理解できません。

もし独りで生きていくのが辛いと感じたら、必ずしも結婚という制度にとらわれる必要は無いと思います。パートナーとしてお互いをリスペクトしながら契約にとらわれない良好な関係を続けていく。

そんな生き方が良いのではないかと、今の時点では思っています。

と言っても私の得意技は「変節」です。もしかしたら数年後に、今とはまったく違うことを考えながら、今とはまったく異なるライフスタイルになっているかもしれません。

自分と周囲にいる人たちが、満足できて幸せな気分になれるのであれば、それがどんな形であれ、こだわりはありません。

いずれにしても、再婚というのは、人生を豊かにする選択肢のあくまで1つにしか過ぎないのです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社ウェルス・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。