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厚生労働省の簡易生命表によれば、2020年時点の日本人の平均寿命は男性が81.64歳、女性が87.74歳となっています。

ところが平均寿命は、配偶関係によって大きく変わるというデータを見つけました。

50歳まで生きた日本人男性の配偶関係別の死亡年齢中央値というネット上の数字をみると、未婚68.5歳、離別72.2歳、配偶者あり81.2歳、死別87.8歳と大きな差があります。

死亡年齢中央値とは、それぞれの年齢になるまでに半分の人が亡くなってしまうという意味です。

配偶者と死別した場合が1番長生きするのはちょっと不思議ですが、結婚しなかったり、離婚してしまった人は、短命だという傾向は事実のようです。

なぜ、配偶者のいない人はいる人に比べ短命なのか。その理由は素人でもいくつか思い当たります。

まず、配偶者がいない人は長生きしたい願望が弱いのではないかと思います。配偶者と仲良く生活していれば、なるべく長く一緒にいて、お互いに支え合っていこうと思うはずです。

それに配偶者がいる人の場合、子供がいたり、孫がいるケースが多くなります。子供や孫の成長が励みになって、長生きしようと思うのは自然な感情です。

また、配偶者がいない男性の場合、外食が多くなり脂質や糖質の摂りすぎで栄養のバランスが崩れたり、酒量が増えたりして不摂生な生活パターンになりがちです。食生活が乱れることにより健康に悪影響が出て、短命になってしまう。これは充分考えられることです。

更に、一人暮らしは気楽ですが、孤独なものでもあります。元気なうちは良いかもしれませんが、高齢になって、自分の健康に自信がなくなったり、精神的に弱気になってしまうと、頼れるパートナーがいないのは、辛いかもしれません。

私は現在は結婚していませんから、上記のデータで見ると、平均的にはあと10年余りしか人生が残っていないことになります。

しかし、長生きしたいのかと聞かれれば、素直にイエスと言えない気持ちもあります。健康であれば長生きしたいと思いますが、寝たきりや病気に苦しみながら長生きしたいとは必ずしも思わないからです。

はっきりしたことは、人生は自分が思っているほど長くはないということです。有限な時間の中で何に時間を費やすのか?

本当にやりたいことを見極め、やらなくても良いことは思い切って捨てる。そんな勇気がとても重要だと改めて実感しました。

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