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クレディセゾングループでセゾン投信を立ち上げたにも立役者であるにも関わらず、本社との経営方針の対立から事実上解任された「積立王子」こと中野晴啓さん(写真)が、独立系投信なかのアセットを立ち上げました(写真は日本経済新聞電子版から)。

既にソニーファイナンシャルグループ、第一生命、スパークスなどが出資を決めて、総額10億円以上を調達し、本格的に始動します。

アクティブ投信を2本設定し、個人投資家向けに販売していくようです。

中野さんとは、マネックス証券時代に親しくお付き合いさせていただきました。私も「分散王子」としてマネー誌で中野さんと「王子対談」したこともあります。

アクティブファンドが信託報酬や売買コストなどを差し引いたネットのリターンで長期的にインデックスを上回れるかどうか。私はずっと懐疑的です。

なかのアセットが設定・運用する新しいファンドが残高を伸ばすためには、中野さんを応援する一部の熱狂的なファン以外の幅広い支持が必須です。そのためにはインデックスを上回る高い運用成績が求められ、そのハードルは決して低くないと思っています。

それでも、私と同じ世代でまもなく還暦を迎えようとする中野さんが、日本の資産運用業界を変えようとゼロから会社を立ち上げ行動する。その熱い思いには心が揺さぶられます。

アプローチの方法は違うものの、個人投資家第一主義で価値の提供にコミットする姿勢には、100%賛同できます。

熱い思いを共有できる中野さんと同じように、私も日本人のお金との付き合い方を変えていきたいと思っています。

そう思う一方で、インデックス運用の伝道師のイメージが強い私は、もしかしたら中野さんの新しいビジネスにとってはマイナスの存在なのかもしれません。

だから少なくとも今は、中野さんを陰ながら応援していこうと思います。もちろん、中野さんから何か要請があれば、長いお付き合いをしてきた同志として、できる限りのお手伝いをするつもりです。中野さん、頑張ってください!

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社ウェルス・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますがで金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。