毎週金曜日17時に配信している無料のメールマガジン「資産デザイン研究所メール」。メールアドレスとお名前を登録するだけで、お金の不安を解消するための具体的な方法をご紹介します。
———-
クリスマスのタイミングで取引先の会社から私募債の募集・勧誘案内が入ってきました。友人が経営する会社で年商150億円を超え、来年にはアメリカ市場に上場予定の会社です。
私募債とは企業が特定の投資家だけを対象に発行する債券で、募集・勧誘できる人数が49名までに制限されています。
だから私募債は公募債のように証券会社経由で購入するものではなく、相対で取引を行います。一般に告知や宣伝されることがなく、ご縁のある方だけに内容が知らされます。
最近は私募債をめぐる金融詐欺事件が多発しているようで、金融庁のホームページには「未公開株」や「私募債」の取引に関するご注意という注意喚起がなされています。
今回私が投資することに決めた私募債も期間は4か月ですが、円建てで年利15%という有利な条件です。
現状の国内の金利情勢からはかなり高い利率ですから、金融詐欺ではないかと思うかもしれません。
もちろん債券投資ですから、発行している友人の経営する会社の信用リスクは存在します。4か月以内に経営破たんすれば、予定通りに償還されないリスクは存在します。
しかし、本件は株主としても応援している会社が発行するもので、経営者も個人的に良く知っており、会社の経営状況についても把握しています。知らない経営者が経営する実態のわからない会社が発行する私募債とは別モノです。
今回は私が主宰する投資家コミュニティ資産設計実践会のメンバーに限定で情報提供されました。国内の金融商品取引法のルールに則った金融商品です。
来年のゴールデンウイーク前には償還されて、元本と利息(個人で購入の場合20.315%課税)が戻ってきます。
クリスマスプレゼントと投資詐欺の境界線を見極めるのは簡単ではありません。資産運用の世界でも「誰と付き合うか」がとても大切です。
■ 「初めての人のための99%成功する不動産投資」、シリーズ累計30万部を超えた「初めての人のための資産運用ガイド」など、今までに出版された書籍の一覧はこちらから。
※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社ウェルス・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますがで金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。