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今週から早稲田大学で社会人向けの資産運用講座「10万円からはじめる! お金の増やし方・守り方講座」が始まりました。この講座は2001年から毎年開講しているもので、今回で40回目の開講となります。早稲田大学オープンカレッジでは恐らく最も長く続いている講座ではないかと思います(2026年の講座の募集は既に終了しています)。
今回も30名を超える受講者に、知識ゼロから自分で資産運用ができるようになるまでを目標に6回の講義を行います。
こちらの講座の受講生数は毎回増えたり減ったりしているのですが、その推移を長期で見ると見事なまでに「日経平均株価」とパラレルな動きを見せています。
「日経平均が下がると受講者数が減り、日経平均が上がると受講者数が増える」という相関になっています。
これは考えてみればとても奇妙なことです。
株価が下がれば安い価格で投資ができる訳ですから投資しようとする人が増える。逆に株価が上昇すると高値警戒感から投資には慎重になる。これが真っ当な投資判断のはずですが、講座の受講者数を見ると真逆な判断をしているからです。
個人投資家が感情的に投資をすると、値上がりして高くなってくると購入したい人が増えて結局高値掴みになる。これは人間心理からすれば避けられないことがわかっています。
株価が上昇してくると日本経済新聞などの経済メディアが騒ぎ始めます。さらに上昇してくると一般メディアにもその報道が広がり、ついにはテレビのワイドショーのような主婦向けの番組まで取り上げるようになります。
このような報道を見てにわか投資家が株式市場に流れ込み、高値で投資を始める人が増えていくのです。
一方で株価が低迷すると悲観的なムードが広がり、先行きに対してネガティブな見通しを持つ人が増えて投資をやめてしまったり、始めるのを躊躇する人が増えるのです。
早稲田の講座の受講生が最も少なかったのはリーマンショック直後でした。アメリカ経済が崩壊するとまで言われていたタイミングで、多くの人は投資などとんでもないという風潮でした。
この時の日経平均株価は8,000円を割れていました。今から考えれば絶好の買い場でした。
私が26年間に渡ってこの講座で一貫して伝えているのは、投資とは個別銘柄の良し悪しやタイミングを当てるゲームではなく、自分自身のライフプランに基づいた資産運用の「仕組み作り」だということです。
日経平均の動きに関係なく、真面目の投資を始めたい受講生が早稲田に集まってくる。そんな状況になった時こそ日本人のお金との付き合い方が変わり真の投資文化が根付いた証拠と言えるのかもしれません。
今年は現在開講中のクラスが早稲田校での唯一の講座となり、次回は来年の春の開講を予定しています。
受講生がお金との付き合い方を変えるきっかけになることを期待して今回も楽しく役に立つ講座を目指します。
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