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日本経済新聞の名物連載である「私の履歴書」。敢えて名前は挙げませんが現在連載中の内容があまりに「アレ」なのにがっかりしています。

この連載コラムには毎月各界を代表する成功者が登場しますが、大企業サラリーマン経営者の書いたものは一般につまらないものが多いと思います。

サラリーマン経営者で面白かったのは、東京ディズニーランドを生み出し三井不動産と喧嘩した話を暴露したオリエンタルランドのが高橋政知氏や、最近では伊藤忠商事の岡藤正広氏くらいしか覚えていません。

一方で、起業家やアーティスト系の人たちは魅力的なものが多く、書籍化されるものも少なくありません。

ニトリの似鳥昭雄氏の連載が書籍化されたものは以前のブログでも紹介しました。

創業者やアーティストには「ゼロを1にする」という価値創造があります。何もない時には想像できなかったものをゼロから生み出すのは大きな苦労だけではなくリスクも伴います。できるかできないかわからないものにチャレンジし途中で試練に遭遇しても最後まであきらめない。その過程に惹きつけられるのです。

大企業のサラリーマン経営者は既にあるものをさらに大きくしていくのが仕事です。もちろんその価値を否定するものでは全くありませんが、やはり「1を10にする」仕事よりも「ゼロを1にする」ことにロマンを感じてしまうのです。

既に出来上がった組織の中での社内の調整術や与えられた仕事をしっかりとやり遂げた実績はサラリーマンとしては勲章なのかもしれませんが、社外にいる者には実感の湧かない身内話に聞こえてしまいます。

やはり成功者から知りたいのは不確実な世の中において、どのようにして意思決定をして自分の人生を切り開いてきたのかというリアルな体験談です。

ジェットコースターのような波乱万丈な人生であればあるほどその人の人間味は増して、魅力的な人物に見えてくるから不思議です。失敗しない人はつまらない人なのです。

組織の中で守られて他人が引いたレールの上を失敗しないように歩む生き方は、本人にとっては幸せなのかもしれませんがそこから学べるものはあまりありません。

現在連載中の私の履歴書はまだ序盤です。いつものサラリーマン経営者の退屈なパターンとは違った展開がこれから始まることを期待しています。

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