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不動産投資商品「みんなで大家さん」を運営する事業会社の事業許可が行政から取り消され、投資家の資金が戻ってこない可能性が高まっています(写真は以前の募集宣伝画面から)。
この商品は投資家から資金を集めてファンドとして不動産に投資するもので、年7%を超える高いリターンをウリに個人投資家から合計で2000億円を超える資金を集めました。
今回の結果にネットやメディアでは「高利回りに目がくらんだ自己責任だ」「手間なく簡単に年7%なんてあるはずない」といった冷ややかな声が溢れています。
確かに投資した人の判断に甘さがあったことは否めません。私も以前のブログで「みんなで大家さん」構造的な問題について指摘したことがありました。
しかし、事前にそのリスクを見抜くことが誰にでも簡単にできたかと言えば、話はそれほど単純ではありません。
営業者が意図的に情報を隠蔽したり、数字を捏造する粉飾行為を行っていた場合、外部の人間が信用リスクを正確に知ることが困難になります。
過去を振り返ってみても、安愚楽牧場やかぼちゃの馬車など、甘い言葉で個人投資家を引き込み、多額の被害を出した事件では同様の手口が繰り返されてきました。
今は他人事で対岸の火事だと思っている人も将来同じような投資案件のトラブルに巻き込まれる可能性はゼロではありません。
投資した人たちを批判し、後から正論を振りかざすのは簡単です。しかしそうやって他人の不幸を嗤っている人たちこそ、実は「明日は我が身」であるという現実を忘れてはいけません。
今回の事件のようなリスクから自分の大切な資産を守るために、私たちが実行できる防衛策は「分散投資の徹底」です。
どれほど魅力的で安全に見える案件であっても、特定の商品に資金を集中させないことです。
万が一、どれかが破滅的な結果を迎えたとしても資産全体へのダメージを最小限に抑えられる構造を作っておく。これが投資家がやるべき資産防衛策です。
他人を嗤って優越感に浸る時間があるなら、自分のポートフォリオのリスク管理が本当に行き届いているか、今一度冷静に見直してみるべきでしょう。
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