140711Naples

フロリダに保有しているコンドミニアムの家賃が950ドル/月から、100ドル値上がりして1050ドル/月になりました。

写真のリース契約書でわかるように、アメリカでの不動産賃貸の契約期間は通常1年です。そして、1年毎に家賃の見直しを行い、テナントに通知するのです。値上げしてからも、今までのテナントさんがそのまま入居してくれることになりました。この物件は、中古で購入して以来ずっと満室が続いており、現地の管理会社に管理をお願いしているので、メンテナンスフリーで毎月家賃が入ってきます。

しかも、購入した3年前は、ドル円が1ドル=83円でした。購入後に70円台までの円高が進み、円貨での評価が下がりましたが、今は円安で為替差益だけで20%の上昇になります。さらに、現地の不動産価格も30%以上値上がりしていますから、合わせて60%以上値上がりしたことになります。海外不動産は現地価格と為替レートの「掛け算」で考える必要があるのです。

家賃についても同じです。1ドル=83円の時の950ドルの家賃は、日本円で8万円足らず。ところが円安と家賃の上昇の効果で、現在は1ドル=100円としても105,000円になったのです。30%近く上昇したことになります。

日本の不動産では、時間と共に築年数が古くなっていけば、家賃は緩やかに下がっていくのが通常です。ところが、海外の不動産の場合、投資エリアを間違えなければ、家賃が上昇していくのは珍しいことではないのです。需要と供給の関係が、1年単位で賃料に反映していきます。

海外不動産投資は、為替リスクをはじめ、様々なリスクを持った投資対象です。しかし、その見返りに大きなリターンが継続的に得られる可能性もあるのです。アメリカのような先進国でも、このようなダイナミックな投資になりますが、アジアの新興国ではさらに大きなリターンがリスクの見返りに得られることがあるのです。

海外不動産投資に関するセミナーはこちらのページにまとめてあります。7月は、フィリピン、タイ、カンボジア、バングラデシュのセミナーが予定されています。8月はセミナーもお休み。次回は、9月以降になります。特別企画のセミナーもご用意しましたので、是非ご参加ください。