昨日は、私が講師をしている丸の内朝大学マネーコミュニケーションクラスの歴代クラス委員と、事務局のメンバーとバーベキュー大会でした。
クラス委員というのは、受講生の中から選抜されたクラスを取りまとめるリーダーです。マネークラスは1年に3回開講され、毎回男女1名ずつのクラス委員を事務局が任命します。年間6名ですから、既に20名以上のクラス委員が誕生していることになります。彼らのリーダーシップによって、クラスの盛り上がりが決まってきます。毎回の授業や、東北に出かけるフィールドワークでも準備や受講生のお世話に奔走してくれる頼もしいメンバーなのです。 夕方3時に集合して、みんなでテキパキと準備をして、7時間以上、飲んで、食べて、話して、笑って・・・。中には、踊る人もいましたが(笑)。久しぶりに時間を忘れて楽しみました。 最近感じることですが、グローバル化が進み、世界がフラット化すればするほど、このような特別な信頼関係で結ばれた「インナーサークル」の価値が高まっていきます。情報の価値というのは「知っている人」と「知らない人」の差によって生まれてくる訳ですが、インターネットで得られるような情報には今や価値がありません。「知っている人」になるためには、「インナーサークル」に入る必要があるのです。 長期的な人間関係が構築されると、そこに信頼関係が生まれ、「インナーサークル」としての機能が働き始めます。そこでは、一般の場ではやり取りされないような情報が、流通するようになるのです。 お金で買える情報もありますが、お金では買えない情報も存在します。「インナーサークル」とは、まさに後者のような情報をシェアする人たちのグループになるのです。利害関係が無いから、情報の出し惜しみをすることなく、お互いを高め合っていくことができる仕組みです。 スタディ・ツアーで海外に一緒に出掛けたメンバー、丸の内朝大学のクラス委員、国内不動産投資家が集まる「A氏の会」・・・。私の周りにこのような少人数のグループが作られることが多くなりました。リアルで集まることもありますが、Facebookのグループでつながり、情報をシェアしたりして、バーチャルにもつながっています。 インナーサークルでの情報交換の基本は「ギブ&テイク」です。自分から何かを与えることで、気が付けば周囲の人から何かを与えてもらえる。見返りを期待しないでアクションを起こしている人ほど、得られるものも多いように見えます。逆に、もらうことだけを期待して入ってくる人は、メンバーとして定着しないことも多いのです。 素晴らしいメンバーと出逢える「インナーサークル」。これからも大切にしていきたいと思います。