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「髪が伸びましたね」と言われることが最近多くなりました。確かに3年前(もしかしたら4年前?)の写真(右)と今月撮影した写真(左)は、歳を重ねたこともありますが、髪型の違いで随分印象が違います。

マネックス創業の頃は、今よりもさらに長髪で、ロンゲとは言いませんが、今から思えばかなり恥ずかしい髪型をしていました。その反動でプライベートバンクで仕事をしていた時はかなり短めにしていました。どうやら、ライフスタイルに自由度が高まると、髪が長くなる傾向が私にはあるようです。

「髪型変わりましたね」と言われると、いつも「以前と今とどちらが良いと思いますか」と聞き返していたのですが、愚問だと思うようになりました。昔の方が良いと思ったとしても、本人を目の前にして、そんなことを言える人はなかなかいないことに気が付いたからです。

本当に思っていることを言うのは意外に難しいのです。実は私、美容院でシャンプーをしてもらっている時、「かゆいところございませんか」と聞かれて、いつも「大丈夫です」と答えてしまう小心者です。本当はもっと洗って欲しいと思ったことは何回もありますが、何だか恥ずかしいので、そんなリクエストをしたことは今まで一度も無いのです。

ワインバーの経営をしていても同じことを感じます。

「お料理いかがでしたか」とシェフや店員に聞かれて「あまり美味しくなかった」と面前で言える人は、かなりの強心臓です。普通は美味しくても、今一つであっても「美味しかったです」と答えるもの。

最近、「Shinoby`s Bar銀座」にいらした知り合いの方から、お店にお越しいただいた翌日にメールを頂きました。お店では「料理が美味しい」と褒めてくれていたのですが、メールにはいくつかの改善要望が書かれていました。とてもありがたいことですが、このような展開は極めて稀です。

人が本当に何を考えているのかを知るのは本当に難しいと思います。どうしたら、本当の声を聞くことができるのか?ストレートに聞けば教えてくれるほど、簡単ではないことだけは確かです。

人はなかなか本当のことを教えてくれない。それを忘れると、表面的なコメントを真に受けて、大きな勘違いをしてしまいます。

プロフィール写真を前のままにしておくか、それとも新しいものに差し替えるか?最後は自分で決めるしかありません。

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