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スペインのバスク地方から電車で移動して、フランスに入りました。フレンチバスクと呼ばれるエリアです。

スペインからフランスへ国境を越えた訳ですが、あまりにあっさりと別の国に入ることができました。サンセバスチャンの鉄道駅(写真)から通勤電車のような車両に乗って、40分ほど。終点の駅はもうフランスでした。井の頭線で渋谷から吉祥寺に各駅停車で向かったような感覚です。

終点の駅のすぐそばにはフランスのSNCFの駅があって、ここからは完全にフランス国内の鉄道の旅になります。

スペインのバスク地方にはクロワッサンやバゲットなどフランスの食文化の影響があると感じましたが、フランスに入るとスペインの影響はあまり感じませんでした。夕食に食べた料理(写真)はビーフですが、日本のフレンチレストランで少し前に定番だったような、懐かしい味がしました。たまたま利用したレストランがそうだっただけかもしれませんが、スペインの影はもうなくなっていました。

フランスに入ると、物価も少し高くなったように感じます。「グラシャス」から「メルシーボークー」にいきなり変わってしまうのも、何だか不思議な国境越えの経験でした。

それにしても、旅行して感じるのは、日本人観光客が少ないことです。以前は地球上のどこに行っても必ず日本人の姿を見かけたものですが、今回はサンセバスチャンのバルで見かけた程度で、ほとんどお会いしません。日本人の海外旅行者が減ったのか、それともスペインからフランスを陸路で旅する酔狂な人がいないからなのか。理由はわかりませんが、これもまた今回の旅行での不思議なことの1つです。

スケジュールはその場しのぎで立てていますが、これからボルドー経由でランスに行き、最後はパリからエールフランスで帰国の予定です。

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