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毎日何が起こるかハラハラしながら、その場で予定を立てる旅というのは、何とも刺激的で贅沢なものです。スペインからフランス国境を超えて、次にやってきたのはボルドー。ワインの都ですからツーリストインフォメーションに行って、ワイナリーツアーを申し込みました。

参加して思ったことは、ボルドーのワイナリーは英語ツアーで行ってもまったく問題ないということでした。日本語ツアーには参加していませんから比較はできませんが、外国人のグループと一緒の方が何だか気が楽というのもあります。

何よりの違いはコストです。日本語のサイトで検索すると、200ユーロ前後のワイナリーツアーですが、現地で英語ガイドのツアーを予約すると115ユーロでした。英語がまったくできない人は無理かもしれませんが、ある程度理解できるなら英語版の方がリーズナブルです。

行ってみるとわかりますが、ガイドの解説が無くても、ぶどう畑の雄大な自然と、ワインの試飲、そしてランチだけで十分楽しめます。だからガイドを日本語に変えて差額の85ユーロを払おうという気にはなりません。

ツアーは他の参加者はすべてアメリカあるいは欧州から来た英語圏の人たち。ただし、ガイドさんや現地のシャトーの広報の人たちは英語を話すフランス品ですから、発音は意外に聞き取りやすいです。フランス人の英語はイギリス人などよりずっと理解しやすいと思います。

9時半スタートのツアーでしたが、先方の手違いでバスに乗り遅れるというトラブルが発生。最初のシャトー・カントナック・ブラウン(写真)まではタクシーで追いかけるという展開になりました。現地で無事合流し、3つのシャトーを見学。

2つ目のシャトーでランチしながらワインの試飲をしましたが、シャトーにある特別なダイニングで食べさせてもらい、味も良く満足できました。トマトとチーズのキッシュのような前菜(写真)にメインとデザート、コーヒーが付いて、お腹一杯です。

訪問した3つのシャトーはすべて特級に指定されている61のシャトーではありますが、有名な人気シャトーではありません。試飲したワインもその味わいにはかなりのバラツキがあると感じました。

とは言え、1日でボルドーのメドック、ポイヤックを回って、ワインの試飲とランチが付いたツアーが15000円程度というのは、破格に安いと思います。まずは1日ツアーでボルドーを味わい、気に入ったシャトーがあるなら個別に訪問というのが、ボルドーでの効率的な過ごし方です。

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